自動車業界で注目の連携が実現しました!モビリティテクノロジーサプライヤーとして知られるマレリが、ロケーションテクノロジーの専門企業であるトムトムと手を組み、世界中の自動車メーカーに進化した車載インフォテインメントソリューションを提供することを発表しました。
この提携のポイントは、マレリの「リーン」プラットフォームにトムトムのデジタルコックピットSDKを事前に搭載することです。マレリの「リーン」プラットフォームは、ハードウェアとソフトウェアの設計を効率的に統合し、コストパフォーマンスの高いソリューションを提供することで知られています。その中でも、クラスタ、車載インフォテインメント、テレマティクスを1つにまとめたハードウェアソリューションである「LeanConnectコックピット」が注目されています。
トムトムのデジタルコックピットSDKは、業界トップレベルのナビゲーション、交通情報、EVサービスなど、幅広い機能を備えています。さらに、最も重要なインフォテインメントアプリを事前に統合し、開発と検証を済ませているため、自動車メーカーは開発の負担を大幅に軽減できます。
この連携により、自動車メーカーは、市場投入までの時間を短縮し、ドライバーにパーソナライズされた車内体験を提供できるようになります。また、トムトムのデジタルコックピットSDKはモジュール設計を採用しており、自動車メーカー、システムインテグレーター、ソフトウェア開発会社、コンテンツプロバイダーがオープンで安全な環境で開発を進められるようになっています。
マレリの電子システム戦略・製品管理担当バイスプレジデントであるナタナエル・スラデック氏は、「トムトムのソフトウェアと業界をリードするナビゲーション技術を当社の専門知識と組み合わせることで、ドライバーの車内体験を向上させながら、現代の自動車ニーズに対応する、手頃な価格で完全かつカスタマイズ可能なソリューションをお客様に提供することができます」と述べています。
トムトムのオートモーティブ部門販売担当シニアバイスプレジデントであるブノワ・ジョリー氏は、「イノベーションを推進し、お客様とそのドライバーにさらに優れたソリューションを提供することは、私たちトムトムとマレリの共通のビジョンです。私たちはともに、今日のデジタルコックピットを取り巻く課題に取り組み、自動車メーカーがより効率的で持続可能な独自の方法で、ドライバーの車載体験の変革に取り組めるように支援します」とコメントしています。
この提携は、自動車業界におけるデジタル化の加速をさらに後押しし、ドライバーの車内体験を大きく進化させる可能性を秘めています。今後の展開に注目です。