株式会社タクマが2MW級バイオマス発電プラントを大晶から受注

株式会社タクマが新たなバイオマス発電プラントを受注

株式会社タクマ（本社：兵庫県尼崎市、社長：濵田州朗）は、株式会社大晶（本社：熊本県合志市、社長：星山昌岐）から2MW級バイオマス発電プラントの設計・調達・試運転業務を受注したことを発表しました。このプロジェクトは、脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩です。

プロジェクトの背景

大晶は、熊本県において解体工事や廃棄物の再資源化、さらにはバイオマス発電を行う企業です。今回のバイオマス発電プラントは、「阿蘇くまもと空港周辺地域RE100産業エリアの創造」という環境省の計画に基づき、熊本県地域脱炭素移行・再エネ推進補助金に採択されている非常に意義のある事業です。地元で生産された木質チップを用いたこの発電プロジェクトは、Non-FIT方式によるものです。

プロジェクトの詳細

本プラントの設立場所は熊本県合志市福原3113-12で、発電出力は1,990kWを見込んでいます。この発電所で作られた電力は主に阿蘇くまもと空港周辺地域にある企業や施設に供給され、地域のエネルギー自給率向上に貢献する予定です。引き渡しは2027年7月を予定しており、地域の持続可能な発展に寄与することが期待されています。

タクマの豊富な実績

タクマはこれまで、多様なバイオマス燃料に対応した高効率・省エネルギーの発電プラントを数多く納入してきました。FIT制度の開始以降、納入件数は国内トップに位置し、その技術力と実績が大晶の評価を得る一因となりました。今後も国内燃料を使用した中小型バイオマス発電プラントの新設や、既存プラントのバイオマス燃料への転換に注力し、再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの排出削減に貢献していく方針です。