ドライブネッツとNECネッツエスアイが提携し、日本市場へクラウドネットワークを拡大

ドライブネッツとNECネッツエスアイの提携が新たな時代の幕開け

2024年10月29日、イスラエルのラーナナで、ネットワーキングソリューションを提供するドライブネッツがNECネッツエスアイ株式会社と提携し、日本における分離分散型クラウドネイティブ・ネットワーキング・ソリューションの展開を加速することが発表されました。この提携により、両社は日本国内の多様な通信事業者と連携し、より効率的で柔軟なネットワークインフラの構築を目指します。

分離分散型ネットワークの利点とは？

ドライブネッツのネットワーククラウドは、マイクロサービスやコンテナ技術を駆使し、様々なネットワークユースケースに対応したソフトウェアベースのインフラストラクチャ・ソリューションを提供しています。具体的には、コアやピアリング、エッジ、アグリゲーションなどに対応した分離分散型キャリアグレード・ルーターを活用し、通信インフラのモダン化を実現します。これにより、通信事業者は特定のニーズに合ったカスタマイズされたネットワークを簡単に構築できるようになります。

日本市場への影響

この新しい提携により、ドライブネッツとNECネッツエスアイは、各通信事業者の戦略的プロジェクトを支援し、新たなテクニカル・ラボを設立します。このラボでは、コンセプト実証試験（PoC）の実施やソフトウェアおよびシステムインテグレーションモデルの評価、問題解決のためのトラブルシューティングを行い、クライアントへの優れたサポートを提供します。これにより、顧客はシームレスな移行を実現し、より多様な選択肢を享受することが可能になります。

共同作業の重要性

ドライブネッツ社のNir Gaskoグローバル戦略アライアンス部門副社長は、NECネッツエスアイとのパートナーシップが日本市場での顧客リーチとプレゼンスを拡大することを期待しています。「この提携により、日本のお客様にはネットワーククラウドやドライブネッツのソリューションに加えて、優れた現地パートナーとの協力によるサポートや柔軟性が提供される」と述べました。

ドライブネッツのこれまでの実績

ドライブネッツは、2015年に設立され、大規模な分離分散型ネットワーキングソリューションのリーダーとして知られています。サービスやクラウドプロバイダー向けに、ネットワークを構築する方法の近代化を進め、コスト効率を向上させるソリューションを提供。ハイパースケール・クラウドモデルを用いたネットワーククラウドと、AIネットワーキングの導入により、運用の簡素化とキャリアグレードのパフォーマンスを実現しています。

現在、ドライブネッツのソリューションは世界中の主要ネットワークに導入されており、その実績は既に確認されています。日本市場においても、今回は新たにNECネッツエスアイと組むことにより、さらなる発展が期待されているのです。