自治体AI zevoが新たなLLM「Claude 3.5 Sonnet v2」を導入
2024年10月24日、本日、自治体AI zevoにて最新のLLMである「Claude 3.5 Sonnet v2」(以下、v2)のサービス提供が開始されました。この新しいモデルは、前バージョンの「Claude 3.5 Sonnet」を基に、さらに高い処理能力を持つように進化しています。
Claude 3.5 Sonnet v2の特徴
v2は、自然な文章生成の能力を持つ旧モデルを超えて、多様なタスクに対応できる性能を持つことが特長です。具体的には、入出力合わせて200Kトークンを使用可能で、長文プロンプトの入力による詳細な回答が生成されるようになりました。このため、法律文書や研究レポートの要約や考察を行うことができ、自治体の業務においても活用価値が高まっています。
また、「Claude 3.5 Sonnet v2」は、既存のプランの中で追加費用なしで利用できるため、導入コストの面でも自治体や企業にとって大きなメリットとなります。
利用方法・設定について
なお、利用にあたっては初期設定が必要です。デフォルトでは「利用禁止」となっているため、組織管理者によって利用許可の設定を行う必要があります。これはセキュリティや適切な運用を考慮したもので、利用者の負担を軽減することを目的としています。
v2を利用することで、自治体における様々な業務において支援が期待されます。特に、大量のデータを扱う業務や、情報の整理・分析が必要な場合に、その力を発揮するでしょう。
シフトプラス株式会社の取り組み
この新しい技術は、シフトプラス株式会社によるものです。同社は2006年に設立されて以来、Webシステムの開発や地方自治体向けのシステムコンサルティングに注力してきました。特に、ふるさと納税管理システム「LedgHOME」の開発により、全国500以上の自治体にサービスを提供し、日本全国の寄付額の約50%を管理しています。
シフトプラスは、これからも生成AIモデルを増やし、自治体に貢献していく意向を示しています。新機能「Claude 3.5 Sonnet v2」がその一環であり、自治体AI zevoとしては、このテクノロジーを活用することで、より効率的で質の高いサービス提供を目指しています。
導入地域について
「Claude 3.5 Sonnet v2」が利用できるリージョンはオレゴンです。多数の自治体で活用されることが期待されるこのシステムは、地域の情報管理やデータ分析において、従来の業務負担を大幅に軽減してくれるでしょう。
今後の自治体AI zevoやシフトプラス株式会社の取り組みにご注目ください。