FINDiの新たな挑戦
株式会社FINDi(ファインドアイ)が業界に新風を吹き込みます。2024年8月に販売を予定している水中ドローンシミュレーター「FF Virtual」が、日本海事協会から「Innovation Endorsement」の認証を受けたことが発表されました。この認証は海事および海洋産業における革新的技術やサービスを評価するもので、FINDiの誇る技術力が全国的に認められることとなりました。
どのように認証を得たのか?
「Innovation Endorsement」は、日本海事協会が第三者機関として行う審査制度です。これは、海洋での新たな技術やソリューションが実際にどう使えるか、どれだけ革新性があるかを実証するものです。FF Virtualは、リアルな仮想訓練環境を提供し、高度な機能が評価されこの認証を取得することができました。
FF Virtualの特徴
FF Virtualは、FINDiが開発した水中ドローン、FF1およびFF2の挙動をシミュレートします。主に、大型船舶の船底や地下水槽、管路といった実際のインフラ施設をモデルとし、濁水環境、音響ソナー、テザーケーブルの使用などがリアルに再現されています。これにより、操縦者は危険要因を事前に学び、実践的な技術を身につけることが可能です。
例えば、船舶のプロペラ付近や閉鎖環境でのケーブル絡みなど、実機では体験が難しいシナリオを何度でも再現できるため、経験値を増やすことができます。このシミュレーションにより、安心して水中での作業を行える操縦者が育成されるのです。
開発者の思い
FF Virtualはもともと、自社スタッフの教育を目的に開発が始まりました。開発チームは約2年にわたり、実際の現場調査から得られた知見を元に、訓練プログラムを拡張。水中での物理現象を正確に再現し、実務に即した訓練ができる環境を整えました。開発者は「我々の技術が評価されたことは大きな励みであり、この経験を次の製品開発にも活かしたい」と語ります。
提供形態と製品情報
FF Virtualは、専用の認証付きUSBスティックとして提供され、FF1モデルには標準で同梱されます。単体でも販売が行われ、他社製水中ドローンのユーザーでも利用可能です。製品は以下の情報が設定されています:
- - 製品名:水中ドローンシミュレーター「FF Virtual」
- - 発売日:2024年8月1日
- - 希望小売価格:オープン価格
- - 提供メディア:認証付きUSBメモリ
- - 購入方法:提携販売代理店にて販売中
必要なスペック
FF Virtualを快適に利用するためには、以下のスペックが推奨されています:
- - OS:Windows 11
- - CPU:インテル Core i7-13700H
- - GPU:GeForce RTX 4060 8GB
結び
興味のある方は、FINDiの営業担当(
[email protected])までお問い合わせを。公式ウェブサイト(www.findi.co.jp)でも詳細情報が確認できます。FF Virtualの導入で、これまでの水中ドローンの操作の新たな可能性が広がります。これからの水中調査が、より安全で効率的になることが期待されます。