自社開発の業務自動化AIボット「Chappy」が試験運用スタート！

株式会社SAMURAIマーケティングが新たに開発した業務自動化AIボット「Chappy（チャッピー）」が、Slackとの連携を通じて、試験運用を開始しました。このボットは、日々の業務をサポートし、目標の達成をより円滑に進めるための強力なツールとして設計されています。

開発の背景と目的

SAMURAIマーケティングは、少人数のチームで複数の事業を展開している企業です。その中で、Slackは日々のコミュニケーションや業務管理の中心的なツールとして位置付けられています。しかし、Slack上の会話が流れていくうちに、目標との乖離や同じ問題の繰り返しが目立つようになりました。これに対する解決策として、AIを活用し、コミュニケーションの“ズレ”を補正することが必要であると感じたのが「Chappy」の誕生のきっかけです。AIが組織の思考を支援することで、業務の精度が向上し、よりスムーズな前進が可能になると考えています。

Chappyの主な機能

Chappyは軽量AIボットとして、Slack内でさまざまな機能を提供します。現段階で試験中の機能は以下の通りです。

1. 会議ログの要約・意図整理
チームメンバーが「@chappy 会議まとめて」と指示するだけで、直近の会議内容を要約し、自動で返信します。会議の結果やアクションアイテムが明確になるため、次のステップへのスムーズな移行が期待できます。

2. KPI・日報の自動集計
これまで手動で行っていたKPIや日報の集計が簡略化されます。Slackに投稿されたデータを自動的に収集し、Googleスプレッドシートと連携することで、メンバーごとの進捗状況を一目で確認できるようになります。

3. 業務テンプレートの即時呼び出し
定型業務のテンプレートをコマンド一つで即座に呼び出しが可能です。これにより、業務のスピードが向上し、効率的な作業が実現します。

4. 感情ワード検知・ケア促し
Slack内での会話から“疲れ”や“不安”といった感情を察知し、必要に応じたフォローアップを自動提案します。プロジェクトが見えない形で炎上することを未然に防ぐため、迅速な対応が可能になります。

今後の展開と活用構想

現在、Chappyは社内での試験運用を行っており、今後は外部のパートナー企業への展開も検討されています。また、KPIの未達成の要因や、思考と行動のズレが起こる瞬間を迅速に検知し、サポートする機能の強化も予定しています。

最終的には、Chappyが多くの企業にとって新しいスタンダードとなり、業務環境の改善に貢献することを目指しています。

代表のコメント

株式会社SAMURAIマーケティングの代表取締役・竹原甲斐斗は、「Slackは単なるチャットツールではなく、組織の思考の集積地です。しかし、その中で交わされるメッセージや感情が埋もれていくことに課題を感じていました。Chappyは、その兆しを見逃さず、早期に軌道を整える存在として設計しました」と述べています。彼のビジョンは、「Chappyがいること」が働きやすさと生産性の新しい基準になる未来です。

このように、Chappyは組織の精度を高め、メンバーの安心感を向上させるために日々進化を続けています。今後の展開に期待が寄せられます。