脱炭素算定プロダクト
2025-10-31 14:11:21

農業の未来を切り開く脱炭素算定プロダクト『SagriVision』発表

農業の未来を切り開く脱炭素算定プロダクト『SagriVision』発表



サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市)が、新たに「脱炭素算定デジタルプロダクト『SagriVision』」をリリースした。この製品は、農地におけるカーボントレーサビリティを強化することを目的とし、農業セクターの温室効果ガス(GHG)排出量の算定を簡素化・自動化して、企業や生産者の負担を大幅に軽減するとして注目を集めている。

開発の背景


近年、サプライチェーン全体でのGHGの算定が求められており、特に農業セクターはGHGの排出源としての側面だけでなく、炭素を貯留する可能性も秘めている。根拠を持った正確な測定と可視化が必要不可欠であり、そのためには専門技術や高コストなMRV(測定・報告・検証)が従来の課題であった。これに対処するために、サグリは『SagriVision』を開発した。

『SagriVision』の特徴


『SagriVision』は、農業分野におけるカーボン算定のプロセスを簡素化し、専門知識が無くても利用できるインターフェースを搭載している。この「モバイルファースト」設計により、農家は直感的に操作でき、オフライン環境や多言語に対応した機能も持ち合わせている。農家がデータを収集・検証・同期することを容易にし、情報の透明性が確保される。

また、国際基準であるSBTi-FLAGやGHGプロトコルに準拠して設計されており、企業やサプライヤーが自信を持ってカーボン測定を行えるようサポートする。

今後の展望と社会への影響


このプロダクトは、持続可能な農業と環境再生の実現に寄与する。サグリは今後、デジタルMRV基盤を進化させ、カーボンクレジット創出プロジェクトにも対応していく方針だ。これにより、より持続可能な形での農業が進展することが期待されている。

サグリ株式会社の紹介


サグリ株式会社は、2018年に設立され、AIを活用した衛星データ解析技術に特化し、持続可能な農業の実現に向けた各種ソリューションを提供している。耕作放棄地のパトロールアプリや、作物検出アプリなど、環境保護と効率的な農業を支えるさまざまなサービスを展開しており、最近では経済産業省の支援を受け、多額の資金調達も行っている。

このような取り組みを通じて、サグリは「人類と地球の共存」というビジョンを実現するためのイノベーションを継続的に追求している。特に、「『SagriVision』」によって、企業や農家が気候変動対策を具体化できるようになることで、持続可能な未来を切り拓く手助けとなるだろう。


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会社情報

会社名
サグリ株式会社
住所
丹波市氷上町常楽725-1
電話番号
0795-81-4010

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