NousLagus株式会社が資金調達を実施
AI・DXコンサルティングを行うNousLagus株式会社が、最近THESEEDなどから総額2,300万円の資金調達を行いました。この資金を元に、同社は高度なデータ活用を推進し、企業の業務効率化に向けた新たな取り組みを加速させる予定です。
設立の背景
新型コロナウイルスの影響で、特にテレワークの普及により働き方が多様化しています。この変化に伴い、企業はAIやデータを用いた効率的な経営の必要性を強く感じています。多くの事業会社では、それぞれの部署で日々扱う業務データが分散されており、情報の統合・分析が十分にできていないのが現状です。これにより業務の効率化が妨げられ、必要とされるソリューションの要件を整理する際も膨大な手間と時間がかかります。
こうした状況において、社内データの収集や整理をデジタルトランスフォーメーション(DX)する重要性が増しています。NousLagusは、この課題に貢献するために、2021年2月に設立されました。
様々なサービス提供
同社は、AIが提案するヒアリング項目を通じて、社内の情報を効率的に収集できる「キクメモ」の他、ヒアリング結果を元に具体的なソリューションの要件定義を支援する「デジタル要件定義さん」などのサービスを展開しています。これにより、外部のベンダーやコンサルタントとの連携もスムーズになるでしょう。
これらのサービスを通じて、企業が業務内容に最適なソリューションを導入する手助けを行い、データ活用を阻害する要因の解消を目指しています。
今後の事業展開
最近の資金調達を受け、NousLagusは下記の方向で事業拡大を図ります。
1. 中小企業向けに、データ活用のためのソリューション導入をサポートするAIサービスの普及を進め、外部コンサルティングにかかるコストや時間を削減する。
2. 社内DX担当者及び外部コンサルタントの業務サポートツールとしての利用促進。
3. メタデータ管理やAI関連の倫理問題など、データ活用の各種課題に対する統合的なソリューションの提供。
代表者からのメッセージ
代表取締役社長の守屋恵美氏は、現在の日本のデータ活用状況を憂慮しつつ、新型コロナの影響で急速に変化している市場のニーズに応じた企業支援を強化していきたいと考えています。特に中小企業においては、データ活用による業務効率化や新たな販路開拓の可能性が大きいとしています。
{企業概要}
NousLagusは「きれいなデータであふれた社会」を目指し、AI・DXに特化したコンサルティングを提供しています。今後も中小企業のデータ活用を進め、企業価値の向上を図っていくことでしょう。
投資家の声
投資家であるTHE SEEDの廣澤太紀氏は、各業界でDXが進む中、データの管理や活用が重要な課題となることを指摘しています。NousLagusがその解決に貢献することを期待されています。