熊野古道の新たな宿泊施設「SEN.HAVEN」
和歌山県の旧小口村に、無人運営型の簡易宿泊施設「SEN.HAVEN」が誕生しました。この施設は、歴史ある古民家を再生した「SEN.HAVEN NAKAMURA」と空き家を改装した「SEN.HAVEN SAKURAI」の二つの宿で構成され、多くのトレッキング愛好者に新たな休息の場を提供します。
旧小口村の魅力と背景
熊野古道は本宮から那智山へと続く、歴史的な巡礼路とされています。旧小口村はその中間地点に位置し、清流に囲まれた静かな山里として、多くの旅人にとって欠かせない宿場町です。しかし、近年トレッキングが人気を集める中で、宿泊施設が不足し「予約が取れない」といった声が増えていました。そのため、観光需要が村内で満たされていない現状が続いていました。
この問題を解決するため、株式会社日本ユニストは空き家を利用し、宿泊地として再生するプロジェクトを進めました。これにより、訪れる旅人にとっての利便性を向上させるとともに、地域全体の振興を図る狙いです。
「SEN.HAVEN」とは
以前より自然に囲まれた場所で心身を癒す、無人運営型宿泊施設「SEN.RETREAT」を展開してきた当社。しかし、今般の「SEN.HAVEN」開業により、新たに現代のニーズにも応える宿が加わりました。「SEN.HAVEN NAKAMURA」は270年の歴史を持つ古民家としての風情を残しつつ、最新のインフラを整えた居住空間へと生まれ変わりました。一方、もう一つの「SEN.HAVEN SAKURAI」もリノベーションされ、シンプルで快適な宿泊環境を提供しています。
どちらの施設も、古き良き日本の木組みの温もりを残しながら、現代的な水回りや寝具を完備。旅人に安心して滞在してもらうため、シンプルですっきりとした空間を演出しています。
今後の展望
この「SEN.HAVEN」のオープンは、旧小口村のさらなる発展に向けた重要な第一歩です。今後も地域資源を活用し、宿泊施設の拡充だけでなく、古民家カフェやアスレチック、ツリーハウスの展開を計画しています。こうした取り組みを通じて、地域を訪れる方々に対してより豊かな経験を提供し、観光地としての魅力を高めたいと考えております。
宿泊概要
所在地: 和歌山県新宮市熊野川町上長井445
客室: 3室、最大9名まで宿泊可能
宿泊料金: 18,000円/1名(1泊2食付)
※夕食はお弁当、朝食はパン
所在地: 和歌山県新宮市熊野川町上長井425
客室: 2室、最大4名まで宿泊可能
宿泊料金: 16,000円/1名(1泊2食付)
※夕食はお弁当、朝食はパン
アクセス
公共交通機関: JR特急くろしお+路線バス(所要時間約5時間)
自動車: 高速道路+一般道(所要時間約3時間)
公共交通機関: JRまたは高速バス+路線バス(所要時間約5時間)
自動車: 高速道路+一般道(所要時間約3~4時間)
熊野古道を訪れる際は、ぜひ「SEN.HAVEN」での新たな宿泊体験をお楽しみください。