橋本組本社ビルが津波避難拠点に
2025年7月29日、ロシア・カムチャツカ半島沖で発生したマグニチュード8.8の地震に伴い、日本の太平洋沿岸でも津波警報が発令され、焼津市では最大30センチの津波が観測されました。この非常事態の中、地域住民が安全に避難できる場所として、株式会社橋本組の本社ビルが選ばれました。
防災体制の重要性
橋本組は、津波避難ビルに指定されており、日頃から地域との連携を深めることで実効性のある防災体制を整えてきました。この日の警報発令を受け、迅速に本社ビルを開放。特に最上階のカフェテリアは、雨風をしのげるだけでなく、厳しい暑さから避難者を守るためのスペースとしても機能しました。ここには情報提供用のモニターが設置されており、避難者は最新の気象情報や避難指示を確認しながら、安心して過ごすことができました。
地域の支えと社員の活躍
避難指示が出た後、橋本組本社には多くの住民が次々と避難を選択しました。これは、日頃からの防災訓練や地域への周知活動の結果であり、防災体制の重要性を改めて実感させる出来事でした。多くの社員が、避難誘導や環境整備に尽力し、その中でも特に目立ったのは若手社員たちでした。彼らは、自分たちの安全を優先することなく、避難所である「うみゆめホール」にいる高齢者を最上階のカフェテリアに案内し、率先してサポートを行いました。この行動は、指示を待つのではなく、自発的に最適な判断を行うという当社の企業文化を体現したものでした。
ベテラン社員たちも自主的に動き、お茶や水を提供して、避難者の不安を和らげることに貢献しました。このような一連の行動が、地域から多大な感謝を寄せられる理由となりました。
橋本真典代表取締役の言葉
「このたびの津波警報の中、当社の本社ビルが地域の避難拠点としての役割を果たせたことは、企業としてしっかりと地域に貢献しなければならないという責任感を再確認する出来事でした。社員一人ひとりが自主的に行動し、最善の対応をしてくれたことをとても誇りに思っています。橋本組は今後も地域にとって欠かせない存在であるよう、防災力の向上と地域貢献に努めてまいります。」
橋本組の概要
- - 代表取締役: 橋本 真典
- - 所在地: 静岡県焼津市本町2丁目2番1号
- - 創業年: 大正11年12月
- - 企業サイト: 橋本組公式サイト
- - 電話: 054-627-3276 (代表)
- - FAX: 054-628-8007