教育課程部会が体育・保健体育の未来を考える - 第6回ワーキンググループの概要
教育課程部会が体育・保健体育の未来を考える - 第6回ワーキンググループの概要
文部科学省の教育課程部会が2023年1月16日(金曜日)に開催した第6回ワーキンググループでは、体育・保健体育の教育内容に関する討論が行われました。本ワーキンググループは、デジタル学習基盤の活用や、新たな知見を取り入れた体育授業の実践、さらには教育理念としての「高次の資質・能力」についての検討が主な議題となりました。
ワーキンググループの概要
この日は、ウェブ会議形式と対面での開催が組み合わさり、11名の委員が参加しました。議事は、主に二つのトピックに分かれました:1つ目は「デジタル学習基盤や新たな知見等を活用した体育授業について」、2つ目は「体育科・保健体育科の『高次の資質・能力』について」です。
デジタル学習基盤の活用
初めに宇山委員が発表し、デジタル学習基盤の重要性を強調しました。特に、コロナ禍における体力テストの結果や、運動を嫌う子供たちの増加などが、デジタル技術の導入を加速させる理由になっていると述べました。ダンスや器械運動において、ICTを利用した効率的な指導が求められています。
子どもの運動意欲の低下
金岡委員は、身体機能の発育および発達において、具体的な運動経験がいかに重要かについて話しました。特に、小学校の段階で基礎的な運動能力を育成することが、子どもたちの将来的なスポーツ活動に好影響を与えるとされました。
高次の資質・能力の議論
次に中村委員が、映像やAIを駆使した新たな教育手法について説明しました。特に、デジタルツールを使用することで、子供たちが自らの運動を客観的に評価し、さらに他者と協力する力を養う機会が得られるという点が新しい視点として提起されました。ここで強調されたのは、ただ教わるのではなく、能動的に学びに向かう力を育むことが重要です。
まとめと今後の方針
本ワーキンググループでは、最終的には「スポーツと健康」及び「体育教育」の重要性を再確認し、その意義を多角的に議論しました。さらに、今後の教育改革に向けての方向性を定めることが目的とされています。特に、子どもの運動に対する興味や意欲を高めるための施策が期待されています。
今後も教育課程部会では、これらの提案を具体化し、実践へと結びつけていく必要があります。小中高一貫教育としての体育科の価値を高め、全ての子供たちが健やかに成長していくための取り組みが求められています。