新しい物流拠点が始動
2021-12-03 12:47:00
東京流通センター、物流ビル新A棟の建設を開始!
株式会社東京流通センター(TRC)は、人気の物流拠点として知られる東京・平和島において、新たな物流施設「(仮称)物流ビル新A棟」の建設を12月1日より開始することを発表しました。1967年に設立された同社は、50年以上にわたりこの地域で約12万坪の物流施設を運営・管理してきました。
新A棟は地上6階建ての免震構造を持つマルチテナント型の物流施設です。最小145坪から1フロアあたり最大7,800坪、延床面積は約62,000坪となる予定で、2023年8月末に竣工する見込みです。
この新施設は、東京都心と羽田空港に近接し、交通アクセスの良さが強みです。首都高速羽田線の「平和島」出入口まで約1キロメートル、湾岸線「大井南」出入口まで約3キロメートルという距離から、物流の拠点として非常に魅力的な立地とされています。また、東京モノレール「流通センター」駅から徒歩1分という近さも、多くの利用者にとって便利なポイントです。
TRCでは、旧施設の再開発に着手し、第一弾として2017年に物流ビルB棟を竣工。その後、今回の新A棟の建設へと進みます。新A棟のコンセプトは「流通の変化を支える、都市型価値創造拠点」。利用者の声を反映し、フレキシブルな面積帯や高い電源容量、給排水・給排気の対応など、さまざまなニーズに応じた設計が施されています。
特に注目されるのは、小割倉庫の提供です。1階から3階までが小割区画として構成され、標準的な面積で435坪、最小で145坪の区画を提供します。これにより、大型物流施設のメリットを享受しながらも、ビジネスの拡大に合わせて最適なスペースを確保できる環境が整います。
また、TRCは物流業界の持続可能性に配慮した取り組みも行っています。新A棟では、業務継続計画(BCP)や環境配慮がなされており、90%以上の倉庫が免震構造となっています。さらに、非常用発電機の設置や電気自動車充電スタンドの設置も計画されており、未来の物流拠点として機能することが期待されています。
新A棟には、広々とした屋上駐車場や買い物施設、医療機関など、周辺には多彩なサービスが集約されています。約400台の車両が駐車できる屋上駐車場は、効率的な車両オペレーションをサポートし、都心部でも充実したキャパシティを誇ります。
さらに、隣接する物流ビルB棟には、プレ体験ができるモデルルームも開設し、倉庫とオフィススペースの融合を促進しています。環境配慮をしながらも、コスト削減にも貢献するサービスを提供しており、社内環境の改善を図っています。
全体として、東京流通センターの新A棟は、保管機能だけでなく、利便性と持続可能性を兼ね備えた最先端の物流施設として期待されています。物流業界のニーズが日々変化する中で、この新たな拠点がどのように役立つのか、今後に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社東京流通センター
- 住所
- 東京都大田区平和島6-1-1センタービル1階
- 電話番号
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