源泉徴収票の読み上げ機能
2024-12-05 13:26:04

freee人事労務が源泉徴収票の読み上げ機能を追加しアクセシビリティ向上を実現

freee人事労務が源泉徴収票の読み上げ機能を追加



フリー株式会社は、freee人事労務において年末調整に関連する源泉徴収票の画面読み上げソフトへの対応を始めました。この新機能は、iOS版とAndroid版のモバイルアプリから利用可能で、特に視覚障害がある従業員にとって大きな助けとなります。

源泉徴収票の重要性と課題



源泉徴収票には、年間の給与収入や納付した所得税、控除額などが記載されており、年末調整によって従業員に配布が義務付けられています。しかし、従来のPDF形式では視覚障害者が内容を確認する際に、他者の助けが必要であったため、プライバシーに関する問題が存在していました。このため、視覚障害を持つ従業員は、必要な情報を自分自身で確認することができず、コミュニケーションの煩雑さを抱えていました。

新機能の導入による効果



今回の新機能によって、視覚障害のある従業員は、これまで依存していた他者のサポートなしに、自分自身で源泉徴収票を確認できるようになります。これにより、コミュニケーションが円滑になり、日常的な業務がより効率的になることが期待されます。加えて、Web明細化により、情報の拡大表示やコピー&ペーストも容易に可能となり、全体的なユーザー体験の向上が図られます。

アクセシビリティへの取り組み



freeeは、アクセシビリティの向上を意識してさまざまな施策を講じており、特に「障害者週間」に合わせてこの新機能を公開しました。障害者週間は、障害者の福祉についての理解を深め、社会参加の意欲を高めることを目的として設けられています。freeeは「人と組織の可能性を引き出す“ピープル・エンパワーメント”」というビジョンを掲げており、すべての人が自分らしく活躍できる環境を作るための努力を続けています。

今後の展望



freeeは今後もアクセシビリティに配慮した機能の提供を続けていく予定です。2024年4月からの民間での合理的配慮の義務化を意識し、すべてのユーザーにとって使いやすいシステムを構築することを目指しています。そのために、freee独自の「アクセシビリティ・ガイドライン」や「アクセシビリティチェックリスト」を作成し、設計段階からアクセシビリティを意識しながら開発を進めています。さらに、社内でのアクセシビリティ研修や合理的配慮方針の策定など、取り組みを拡大しています。

まとめ



freee人事労務の新機能により、源泉徴収票の内容を視覚障害者自らが確認できるようになり、業務の効率性やコミュニケーションの質が向上します。これは、全ての人が協力し合い、共に成長できる社会の実現をサポートする一歩となるでしょう。今後もfreeeは、すべてのユーザーにとって使いやすいサービスの提供を続けていくとともに、アクセシビリティ向上に尽力していきます。


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会社情報

会社名
フリー株式会社
住所
東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階
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