成田国際空港と千葉県の大学が連携
成田国際空港株式会社と千葉県大学就職指導会は、航空業界の人材確保を目指し、9月6日に情報交換会を開催します。このイベントには、34社の空港関連企業と16校の私立大学が参加し、今後の新卒採用に関する情報を共有する重要な機会となるでしょう。
航空業界の現状と課題
新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ航空需要が、急激に回復しています。そのため、航空および空港業界における人材確保はますます重要な課題となっています。成田空港では、今後の成長を見越し、必要とされる空港従業員数が大幅に増加する見込みです。これに応じて、大学新卒者の採用がより一層求められる状況にあります。
とはいえ、パイロットや客室乗務員、チェックインカウンターでの旅客サービスといった職種は広く知られていますが、航空業界にはグランドハンドリングや貨物サービス、空港施設の管理、航空保安業務など、他にも多くの職種があります。これらの職種についての理解を深める機会が限られているため、大学生が就職に結びつかないケースが多いのが現状です。
情報交換会の目的
この情報交換会では、空港関連企業の採用担当者とチューターが対面し、航空業界についての知識を深められる場を設けます。学生の方々には、普段目にしない業種や職種について直接学ぶことができ、都道府県の成長産業としての航空業界への理解が深まることが期待されます。さらに、就職担当者が学生に対して効果的なキャリア指導を行うことで、彼らの業界への関心や就職意欲がさらに高まることを目指しています。
情報交換会の詳細
- - 日時: 2024年9月6日(金)13時30分~17時00分
- - 会場: 成田空港第1ターミナル南ウイング4階S2~S4会議室
- - 参加者: 空港関連企業34社、県内私立大学16校
- - 内容: 1. 企業と大学の名刺交換会
2. 意見交換「成田空港関連企業への就職促進に向けた大学と企業の協力について」
千葉県大学就職指導会について
千葉県大学就職指導会は、県内にある27の大学の就職担当部署から構成されています。この団体は、千葉県内で学ぶ大学生と地域企業との就職のマッチング機会を創出することを目的とし、毎年3月には幕張メッセで「合同企業説明会」を開催しています。
また、年間を通じて経済団体との合同研究会を実施し、学生たちの業界理解や企業研究を促進しています。さらに、毎年1月には250名規模の新春就職懇談会を開催し、企業担当者と大学関係者とのネットワークを構築しています。
まとめ
航空業界の復活に伴い、成田国際空港と千葉県の大学との協力は今後の人材育成において欠かせないものとなるでしょう。この情報交換会が、学生たちの未来の選択肢を広げ、地域の発展に寄与することを期待しています。