令和の若者が夢見るマイホーム
今月25日は「住宅デー」。これは全国建設労働組合総連合が定めたもので、建築職人の技術やスキルを広く知らしめることを目的としています。この機会に、令和の若者たちがどのような住宅像を描いているのかを探ってみました。
若者たちの驚きの結果
10代の現役高校生を対象とした調査によると、91.5%の若者が将来的に家を購入したいと答えました。この結果は、建築資材、地価、人件費の高騰により家の購入が難しくなっている中で、特に注目に値します。多くの若者が「夢のマイホーム」への憧れを抱いていることがわかります。
「自分の理想の家を持ちたい」という声が多く寄せられた背景には、リモートワークの普及があると、設計事務所「株式会社Amigo」のCEO・小池純氏は指摘しています。実際、親が在宅で仕事をしている姿を見て、「通勤して働く時代は終わった」と感じる若者が増えているようです。自分の理想の場所に資産を持つことが、合理的だと考えるようになったのです。
加えて、若者たちの投資に対する意識が早熟化していることも見逃せません。円安やインフレを経験する中、「現金よりも不動産が価値がある」という考え方が高校生や大学生にも広がっていると小池氏は説明します。
ただし、全ての若者が家の購入に前向きというわけではありません。購入を希望しない若者の一部は、「賃貸で様々な場所に住みたい」「旅をしたい」などの理由を挙げています。自由に移動したいという願望が強く、「一か所に留まることは避けたい」と感じているのです。また、「家を買うと家計が厳しくなる」「手続きが面倒」という金銭面や手間に対する懸念からも、購入を躊躇する彼らが目立ちました。
一軒家を希望する声が圧倒的
さらに調査では「一軒家とマンション、どちらを購入したいか」も尋ねました。その結果、81.4%の若者が「一軒家が欲しい」と答えています。その理由として、「自分好みの家を作りたい」との声が多く、カスタマイズの自由度や自己表現が強く求められている現状が浮き彫りになっています。
小池氏も、「DIYやリノベーションの情報をSNSで見かけることで、自分でもやってみたいと思う若者が増えている」と話しています。また、一軒家を所有することは、財産のポートフォリオを形成する新しい楽しみの一部になりつつあるのかもしれません。
一軒家を希望する若者の中には、「騒音の心配がない」といったコメントも多く、この点がマンションとの大きな違いだと感じている様子が見受けられます。逆にマンションを希望する若者には、安心感やメンテナンスの手軽さが評価されています。
専門家の意見と今後の展望
一軒家やマンションの購入を考える際のメリットやデメリットについても、建築コンサルタントが解説しています。詳しい調査結果や専門家の見解は、マーケティング情報サイト「放課後NEWS」にてご覧いただけます。
若者の住宅への考え方が変わりつつある現在、マイホームを持つという夢は、単なる憧れから現実へと変わる可能性が十分にあります。これからの若者の夢と希望を応援していきたいものです。