沖縄の子どもたちを守る！ミラボと小児保健協会の新たな連携

2025年7月18日、東京に本社を置く株式会社ミラボは、沖縄県小児保健協会と連携協定を締結し、乳幼児健診のデジタル化を推進する事業の開始を発表しました。この協定により、沖縄県内の健診事業の質が向上し、効率化が図られることが期待されています。

連携の背景

沖縄県小児保健協会は、設立から50年の歴史を持ち、「すべてのこどもに活きる力と夢見る心を」という理念のもと、県内39の市町村で乳幼児健康診査を行っています。特に離島を含む地域において、すべての子どもが健やかに育つ環境を整えるため、細やかなデータ管理と標準化が求められています。

今回の協定により、ミラボが提供するデジタル問診票サービス「mila-e 健診」が活用されることで、より迅速かつスムーズに健診データを管理し、自治体間での情報共有が可能になります。

協定の主な取り組み

- デジタル問診票サービスの導入: 「mila-e 健診」を利用し、乳幼児健診のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進します。
- 自治体向けの支援: 導入支援を行い、運用体制をしっかりと構築します。
- データの利活用促進: 乳幼児健診データの円滑な利用を図ります。

この協定は、2025年秋以降、一部自治体での先行導入を開始し、段階的に拡大される予定です。自治体職員には導入前から運用後まで、包括的なサポートが提供されることで、スムーズな運用が期待されています。

関係者のコメント

沖縄県小児保健協会の会長、宮城雅也氏は、「この協定は、質の高い健診を実現するための大きな一歩であり、全国に認められた『沖縄方式』の確立をさらに進めるものです」と熱意を語りました。また、国も母子保健分野でのDXを推進しており、保護者やお子様との対話の時間を確保するためにも、こうしたデジタル化が重要とされています。

一方、ミラボの代表取締役、谷川一也氏は、既に約400の自治体でのデジタル支援実績があると述べ、「県内どこでも共通の問診票により、安心して健診を受けてもらえるようにする。業務効率化を通じて、保護者や子どもたちと向き合う時間を増やすことが使命です」と語りました。

乳幼児健診デジタル問診票「mila-e 健診」とは

「mila-e 健診」は、乳幼児健診に特化したデジタル問診票サービスです。このサービスでは、医療機関と保護者が連携し、個別・集団のどちらの健診にも対応できるため、継続的に健康データを管理することが可能です。

このサービスを通じて、沖縄県内の家庭が健診を受けやすくなり、その結果、より健康な子どもたちの育成が期待されます。

みなさんの健康と未来のため、沖縄の子育て環境がさらに整っていくことを期待しましょう。これらの取り組みが実現することで、すべての子どもたちが生きる力を持ち、夢を描ける未来が開かれることを祈っています。