デジタル技術での新たな挑戦
2023-06-20 10:00:03
難民移民のデジタル人材育成プロジェクト「Welcome Challenge」始動
難民移民のデジタル人材育成プロジェクト「Welcome Challenge」始動
日本社会の多様性を促進する「Welcome Challenge」が、難民や移民をデジタル人材として育成するプロジェクトを開始しました。この取り組みは、日本の社会が直面する難民問題に対応する一環で、特にデジタル技術に特化した人材育成を目的としています。
プロジェクトの概要
「Welcome Challenge」は、大阪・関西万博とその未来を見据えた参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」の共創チャレンジであり、難民や移民に対する支援活動の一環として始まります。このプロジェクトは、適切なデジタルスキルを学び、就労機会を提供することを目指しています。
奨学金プログラムの導入
本プロジェクトでは、出世払い方式の「Career Impact Bond(CIB)」を活用した奨学金プログラムを実施します。国を逃れてきた人々に対し、無料でトレーニングを提供し、一定の収入を得た後に奨学金の返済を行う仕組みです。このプログラムにより、就労の入り口となる教育機会を広げ、さらには「Social Impact Bond(SIB)」を組み合わせ、持続可能な支援モデルの確立を目指します。
デジタルスキルの習得と業務委託の支援
難民や移民がデジタルスキルを習得した後は、英語を使用して開発に関与できるITベンダーとして活躍する機会が用意されています。企業や自治体から受託するITプロジェクトに参加することで、実務経験を積むことが可能です。これを「インパクト・ソーシング」と呼び、社会貢献と事業成長を両立させていくことを目指しています。
参加企業・団体の募集
本プロジェクトは、様々な企業や団体の参加を募っています。具体的には、奨学金プログラムへの協賛や寄付を行う企業、難民や移民をデジタル人材として育成する企業、受け入れを行うITベンダーが対象です。興味を持つ企業や団体は、公式ウェブサイトからお問い合わせが可能です。
Welcome Japanについて
「Welcome Japan」は、2021年11月に設立された一般社団法人で、難民の包摂を通じて多様な社会を実現することを目的としています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とも連携し、難民問題の解決に向けたセクタ連携を強化しています。
共創の未来
本プロジェクトを通じて、「Welcome Challenge」は難民移民がデジタル人材として活躍できる社会の創造に向けて、様々な共創チャレンジを展開していきます。今後、参加企業や団体とともに、多様な社会変革への力強い推進力となることが期待されます。詳細はプロジェクトページにてご確認ください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 Welcome Japan
- 住所
- 東京都港区浜松町二丁目2番15号
- 電話番号
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