船橋市で新たなLGBTQの波を起こすブックフェア
千葉県船橋市の公立図書館で8月1日から31日まで、学生ボランティアによるブックフェア「モノクロ〜世界を彩るカラフルの魔法〜」が開催されています。このブックフェアでは、LGBTQやジェンダーをテーマにした選書が行われ、多くの市民に対して性について考えるきっかけを提供しています。
学生ボランティアの熱意
今年のブックフェアは船橋市の学生ボランティアが手作りで運営し、特に注意を払ったのがLGBTQについての知識を広げることです。実施される学生ボランティア体験マッチング会では、参加した中高大生のほとんどがLGBTQという言葉を知っていると回答しました。このように、今の学生世代は柔軟な思考を持ち、性についてのオープンな議論ができる環境が整っています。
「性のwell-being」を追求する
JASH(日本性の健康協会)は、「性について話せる人×場所(機会)×知識(情報)=性のwell-beingの基礎」という考え方を掲げており、ブックフェアを通じてこの理念を広げています。学生たちとの協働による発信は、ダイバーシティ教育の推進にも寄与し、社会全体の意識を変えるきっかけとなるでしょう。
アートで彩るブックフェア
今回のブックフェアは、6月に開催された東京プライドでの活動とも関連があります。JASHのユースメンバーがアートワークショップを通じて作成した作品も展示され、LGBTQの多様な思いやメッセージが込められています。新しいテーマ「カラフルの魔法」が、参加者たちに感動を与えることを期待しています。
成長するチャンス
このブックフェアは、学生自身が性についての思いや考えを社会に届ける重要な機会となっています。展示期間中には、地域の住民が手に取って見ることができるように、図書コーナーが設置されます。この取り組みを通じて、現代の学生たちがどのように性について考え、表現するかが試されることになります。
地域のサポートが力強い
船橋市は、ダイバーシティ推進に向けた取り組みとして、さまざまな活動を行っています。市民協働課や公立図書館の協力が得られることで、ブックフェアはより充実した内容になっています。このような地域のサポートがあるからこそ、学生ボランティアたちは自信をもち、活動に取り組むことができます。
参加を通じて広がる理解
「モノクロ〜世界を彩るカラフルの魔法〜」というテーマには、色々な人の想いが込められています。モノクロとカラフルという対比を通じて、多様性の必要性を示すメッセージがあり、参加者にとって新たな気づきがあることでしょう。この取り組みが、皆さんの心を優しく包み込み、カラフルな世界を知る手助けとなることを願っています。この素晴らしいブックフェアで、私たちの考えと未来に新しい視点を加えてみませんか?