オークハウス大賞、初の栄冠を決める!
シェアハウスの新しい未来を見据える「第1回オークハウス シェアハウスコンペティション」の金賞受賞者がついに決定しました。このコンペティションは、日本と外国からの住民が共生できるシェアハウスを目指し、238件の応募作から優れたアイデアを選出しました。
コンペティションの背景
オークハウスは、1980年代から90年代にかけて日本に住む外国人に向けて「ゲストハウス」や「外国人ハウス」を提供してきました。当初の目的は住居の確保ですが、時代が進むにつれて、居住空間はただの「住む場所」から「楽しむ場所」へと変わりました。現在では、日本の文化に魅力を感じる外国人が増え、彼らが長期的に日本に住むことを望むようになっています。この流れを受け、「日本らしさのあるシェアハウス」のアイデアを求めるコンペティションがスタートしました。
応募作品と審査結果
選出された作品は以下の通りです。
- 提出者: 村瀬千瑛 (名古屋大学大学院)
- コンセプト: まちの一環として共に生活することで、人々の相互作用が育まれるシェアハウスの提案。
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水の流れに身を任せ (坂口岳、東京理科大学)
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アーティさんがいるまち (林山赳大、鈴木達朗、内島達也)
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立体長屋2.0 (宇野耀士、神戸大学)
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履物と縁 (大屋泰輝、株式会社 大林組)
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建築≦自然 (小川隼輝グループ、青山製図専門学校)
特に、「あまた屋根の下」は、審査員全員から支持を受け、満場一致で金賞に選ばれました。審査員長の猪熊氏は、アイデアの可能性に高く評価し、その意義を語りました。このように、ただの建築物ではなく、コミュニティの形成が重視されている点が魅力的です。
審査過程とその注目点
この二次審査では、各チームがプレゼンテーションを行い、審査員との対話を通じてアイデアの魅力を伝えました。こうした討論は、審査員がより深く各作品の価値を理解する助けとなり、質の高い評価を生むための重要なプロセスとなりました。
未来の展望
本コンペティションは、シェアハウスの新しい在り方を定義づけるものであり、参加者の視点から新たな可能性を学ぶ機会となりました。集まったアイデアは、オークハウスの今後の方針やサービス改善に活かされ、より多くの人が安心して暮らせる住環境の整備に貢献することでしょう。
今後の情報
これからもオークハウスは、新たなシェアハウスの提案や統合を進め、日本に住むすべての人々にとって魅力的な住環境を作り上げていきます。参加者や地域の声を大事にし、日本における多文化共生のモデルを示していく姿勢が求められています。
詳細な情報はオークハウスの特設ウェブサイトをご覧ください。
オークハウス大賞特別サイトで最新情報をご確認ください。