博士人材の育成と活用に関するラウンドテーブル開催!
日本では、博士人材の育成とその活用が近年特に重要な課題として浮上しています。その背景には、企業が求めるスキルと博士の専門性との不一致、進学率の低迷、及び社会全体の博士人材に対する無意識のバイアスなど、さまざまな要因が存在しています。これらの現状を踏まえ、株式会社LabBaseが2025年3月27日に開催するラウンドテーブルでは、関係者が集まり、博士人材の未来についての重要な議論を交わします。
1. ラウンドテーブルの目的
このラウンドテーブルでは、以下のテーマに焦点を当てます:
- - 現在の博士人材育成の現状とその課題
- - 企業における博士人材のキャリアパスの拡充
- - 博士人材を育成するために必要な社会的な取り組み
ラウンドテーブルでは、専門家が問題提起を行い、議論を深めることで、課題解決へ繋がる具体的な方策を模索します。特に日本では、博士人材に対する社会の期待と実態には大きなギャップが存在することが指摘されています。これを乗り越えるためには、各関与者がどのように貢献できるかを考えることが不可欠です。
2. 迫る課題とは?
日本の博士人材は、人口あたりの博士数が国際的に比較して不足しているという現状があります。この状況を打破するためには、次のような課題解決が急務です:
- - 低迷する博士進学率:進学を希望する学生が少なく、その背景には経済的な問題や社会的な偏見が存在します。
- - ジョブマッチングの齟齬:企業が求めるスキルや人材と博士人材の持つ能力や希望が必ずしも一致していないため、職務満足度が低いという問題があります。
さらに、企業においては従来のメンバーシップ型の雇用モデルではなく、専門性を重視したジョブ型のマネジメントが必要とされています。これにより、博士人材の強みを最大限に活かすことができるでしょう。
3. 講演者の紹介
本イベントには、一橋大学イノベーション研究センターの准教授である吉岡徹氏と、文部科学省の高見暁子氏が登壇します。吉岡氏は技術経営及び科学技術政策を専門としており、博士人材政策について深い知見を持っています。高見氏は、科学技術イノベーションをリードする博士人材の育成に尽力しており、政府の視点からのアプローチが期待されます。
彼らの知見を通じて、参加者は博士人材の育成における最新の政策動向や実情を知ることができ、今後の活動に役立てられるでしょう。
4. イベント概要
- - 日時: 2025年3月27日(木)14時~16時
- - 会場: WeWork 日比谷FORT TOWER (東京都港区西新橋1丁目1-1 10階)
- - プログラム:
- 各登壇者からの課題提起(30分)
- パネルディスカッション(40分)
- Q&A(20分)
- ネットワーキング(30分)
参加を希望するメディア関係の皆様は、指定のフォームからお申し込みください。企業と研究者を結ぶ重要な一歩となるこのイベントに、ぜひご出席いただきたく思います。日本の科学技術の未来を共に考え、より良い環境を整備するための有意義な時間を過ごしましょう。