熊本市で開催される川尻町屋利活用プロジェクト
熊本市は、2024年10月26日(土)と27日(日)に、現在休業中の銭湯「冨乃湯」において、歴史的建物の利活用をテーマにした実証実験イベント「川尻町屋利活用プロジェクト アートで巡る川尻」を開催します。市内の歴史的建物を特集し、アートを通じて地域の魅力を再発見する機会を提供します。
イベントの概要
本イベントは、熊本市南区川尻に位置する冨乃湯を中心に、周辺の歴史的建物で行われます。具体的な開催場所は以下の通りです。
- - 冨乃湯(熊本県熊本市南区川尻4丁目10−20)
- - 瑞鷹マスダイ蔵(熊本県熊本市南区川尻4丁目6−62)
- - kaaf(熊本県熊本市南区川尻1丁目1−23)
開催時間は10:00から17:00までで、各場所では様々なアート体験やワークショップが行われます。
アート体験の内容
冨乃湯
アーティストのNANDE氏による銭湯壁画の公開制作や、ペインティングワークショップ(無料)が行われます。参加者はアート制作の過程を体験しながら、創造的な時間を楽しめます。
瑞鷹マスダイ蔵
アーティストによる公開制作や、有料のワークショップも計画されています。瑞鷹マスダイ蔵の魅力的な空間で、アートをより深く学ぶことができます。
kaaf
kaafにて、参加アーティストの作品販売が行われ、アートの購入も楽しめます。
このイベントを通じて、地域のアートコミュニティと交流し、歴史的な町並みを感じながらの体験ができます。
今後の予定
このプロジェクトは第3回実証実験を令和7年(2025年)3月頃に計画しており、今後も地域活性化を目指した取り組みが続く予定です。
追加イベント
また、10月15日から23日までの間、中心市街地の蔦屋書店熊本三年坂にて本プロジェクトに関するPOP-UPイベントが実施されます。このイベントでは、プロジェクトについてのパネル展示や、川尻地区にちなんだ商品販売が行われます。地域の歴史や文化を広く知ってもらうための取り組みも行われる予定です。
川尻町屋利活用プロジェクトの背景
熊本市は、普段活用されていない町屋等の建物を対象に、その魅力を最大限に引き出し、地域住民や訪問者の交流の場としての活用を目指しています。本プロジェクトでは、休業中の冨乃湯を含む歴史的建物を生かしたイベントを展開することで、地域活性化に貢献していきます。
冨乃湯について
冨乃湯は、大正から昭和初期にかけて建築され、川尻の町屋特有の職住近接の形態を色濃く残した建物です。現在は休業中ですが、その周辺には古くからの町割りや、歴史的な町並みが存在し、地域のシンボル的な場所でもあります。この機会に、地域の歴史と文化を再認識してみてはいかがでしょうか。
最後に、イベントの詳細やお問い合わせについては、熊本市都市デザイン課までご連絡ください。