岡山大学で開催された国際学術カンファレンス「Digital Life vol.3」の魅力
9月6日、岡山市の岡山大学において、国際学術論文ジャーナル「Journal of Digital Life」(JDL)主催のカンファレンス「The Conference of Digital Life vol.3」が開催されました。このイベントには約50名の研究者や学生が集まり、デジタルをテーマにした様々な活動が行われました。
参加者による活発な議論
今回のカンファレンスでは、ショートピッチ大会や講演論文の発表が行われ、参加者たちは意見交換や議論に熱心に取り組みました。特に、研究者と産業界のニーズをマッチングする機会として、多くの関心が寄せられました。
実行委員長の岡山大学特任准教授、呂建輝氏は「岡山大学は多文化共生の環境作りに取り組んでいます。今日は留学生も参加しており、国境や分野を超えた交流をして下さることを期待します」と開会の挨拶を述べました。また、同大学の阿部匡伸上席副学長も「多くの企業や学生が参加しており、この機会を通じて研究の幅を広げてほしい」と講演しました。
AI時代に向けた期待
続いての基調講演では、OI-Start幹事の舩倉隆央氏が「デジタル×サステナビリティ」をテーマに講演し、県内企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)促進の取り組みについて紹介しました。彼は「デジタルの力を活用して、より持続可能で豊かな社会の実現を目指したい」と力強く述べました。
優秀な研究を表彰
昨年度のJDLに掲載された論文の中から最も優れたものを選出する「アウトスタンディングペーパーアワード」では、至学館大学の八尋風太准教授、栃本涼氏、日本大学の大山勝徳准教授、中村和樹教授が受賞しました。また、おの日の最も優れた講演論文発表に対して贈られる「ベストプレゼンテーションアワード」は東京大学の瀬崎颯斗氏が獲得しました。
ショートピッチ大会では、有限会社藤川樹脂の藤川勝也氏が産経デジタル賞を、岡山大学のアクラムジョノワ・ディルヨラホン氏がOI-Start特別賞を受賞。この結果からも学生たちの活躍が際立っていることが見てとれました。
Journal of Digital Lifeについて
「Journal of Digital Life」は、デジタル分野に関する論文を世界に発信する日本発のオンラインジャーナルで、学際的な研究とエビデンスに基づいたサービスや産業の発展を目指して2021年9月1日に創刊されました。学問的な交流を促進するこのプラットフォームは、多くの研究者にとって新たな挑戦の場となっています。興味のある方は、
ここで詳細をご覧いただけます。
今回のカンファレンスは、デジタル化が進む現代社会において、研究者と産業界の架け橋となる重要な機会となりました。多様な分野の専門家たちが集まり、それぞれの知識や経験を持ち寄ることで、より良い未来に向けた新たなアイディアが生まれる場となることを期待しています。