CO2取引の新時代
2021-04-06 11:00:10

ブロックチェーンで進化するCO2排出量取引市場の新たな挑戦

ブロックチェーンで進化するCO2取引市場



近年、気候変動への対応が喫緊の課題となる中、XELSはブロックチェーンテクノロジーを利用した新しいカーボンオフセットプラットフォームを運営しています。このプロジェクトは、非中央集権的な取引チェーンを通じて、企業や個人がCO2をオフセットし、持続可能な未来に貢献できる仕組みを整えています。

CO2取引の透明性を確保



XELSのプラットフォームでは、CO2排出量を削減し、脱炭素に取り組む企業や個人を支援しています。特にボランタリ型のCO2オフセットに重点を置き、取引の透明性を高めています。これにより、従来の炭素市場が抱えていた詐欺や偽のクレジットの問題を解決する手段を提供しています。

これまで、炭素取引においては偽クレジットやリサイクル詐欺といった問題が横行し、それが市場の信頼性を揺るがしていました。しかし、ブロックチェーン技術の導入により、全ての取引が一元的に記録され、改ざんや証書の複製が防止されます。使用後のCO2証書は「バン」、つまり燃やされてしまうため、再利用が不可能である点も、この仕組みの重要な特徴です。

ユーザーの参加を促す仕組み



XELSのCEO、野島健史氏は、「私たちの目的は、透明性のある取引を業界にもたらすことです」と述べ、企業が安心してカーボンオフセットに取り組める環境作りが重要であることを強調しています。このようにして企業の取り組みが消費者の信頼を得れば、結果としてビジネスの利益にもつながるでしょう。

また、XELSはボランタリ型カーボンクレジットだけでなく、国の規制のもとで取引されるコンプライアンス型クレジットの提供も目指しています。日本は他国に比べてこの分野で遅れを取ってるとの指摘もあり、XELSは国の2050年までの排出量ゼロという目標をサポートする企業との連携を進めています。

環境負荷を軽減するためのプラットフォーム



さらに、XELSはブロックチェーンの環境負荷という課題にも真摯に取り組んでいます。従来のブロックチェーンプロジェクトで多くの電力が消費される問題に対し、独自の低エネルギーブロックチェーンへの移行が計画されています。これにより、ユーザーは家庭用のノートパソコンでもフルノードを運用できるようになり、マイニングに必要な電力消費を大幅に減らすことが期待されています。

XELSは、香港を拠点に活動を行い、Climate Chain Coalitionのメンバーとしても知られています。環境保護や持続可能な社会の実現に向け、ブロックチェーンを活用した新たな取り組みを続けているXELS。興味のある企業や個人は、公式サイトや連絡先を通じて情報を得ることができます。詳細はこちらをご覧ください。

会社情報

会社名
XELS Limited
住所
5C Bedford Factory Bldg. Bedford Rd. Kln. Hong Kong
電話番号

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