新会社設立の背景
岡山県岡山市に本社を構える両備グループは、2026年4月15日に「株式会社KANAMEX」を設立しました。この新しい会社は、組織や人財の育成を目的としたコンサルティングと教育研修を手掛ける専門企業です。両備グループとして初の教育事業展開となりますが、その背景には地域企業が抱える共通の問題「人手不足」に直面している現実があります。
近年、採用活動に伴うコストが増加し、求人募集への投資が拡大しています。しかし、根本的な問題は単なる人手不足ではなく、適切な判断と行動ができる人材や組織が育っていない「構造的な問題」にあると両備グループは捉えています。
この課題を解決するためには、採用を強化するだけでなく、経営課題を基盤とした人材と組織の育成が必要不可欠です。両備グループでは、約50社のグループ企業で培った人財育成や組織開発の知見を活用し、経営課題の解決に向け持続可能な制度を構築するための新会社設立を決定しました。
KANAMEXの事業概要
KANAMEXは、経営課題に基づいた人と組織の変革を支援する専門企業です。サービス内容は以下のように多岐にわたります。
1. 人財育成プログラム
KANAMEXは、業務の実践を通じて「考え、判断し、行動につなげる力」を育成することに注力しています。主にAI、DX、GX領域に関するプログラムを提供しており、人材開発支援助成金を活用して負担を軽減する取り組みも行っています。
2. 組織診断・開発ソリューション
組織内の課題を可視化し、適切なアクションポイントを明確にします。研修や調査を一過性のものにせず、日常業務に役立つ変革を伴走して実現します。具体的には、従業員の満足度向上を目指すコミュニケーション改善プログラムや、部下育成力を高める管理職向けのプログラムなどを提供します。
3. 経営リーダー育成制度設計・コンサルティング
幹部育成プログラムやサクセッションプランの設計を通じて、経営課題と人財戦略の連携を図り、持続可能な組織強化をサポートします。
KANAMEXの名称の由来
社名「KANAMEX」は、「要(Kaname)」と「X」を組み合わせたもので、企業組織の基盤である人材を変革(X)していくことを象徴しています。この「X」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)のコンセプトにも通じるもので、革新と先進性を意味しています。
代表取締役のコメント
代表取締役の池田宏祐氏は、これまでのキャリアを通して地域企業の人財育成の必要性を強く感じてきたと述べています。彼は「地域企業の育成課題は、実用的な方法論が欠如していること、汎用プログラムが企業の特性と結びつけられていないこと」にあると指摘し、KANAMEXでは実行可能な改革の実現に向けた支援を行うと述べました。
KANAMEXは、地域企業を支える真のパートナーとして、持続可能な人と組織の変革を実現していくことを目指します。今後の展開に注目です。