理念体現の3要素
2024-09-26 20:04:04

理念体現の鍵は何か?ビジネスパーソン131名の調査から浮かび上がる3要素とは

企業が掲げる理念は、従業員にとっての指針や行動の基盤となりますが、実際にはそれをどう体現するのかが問われます。株式会社揚羽が実施した全国のビジネスパーソン131名を対象にした調査では、企業理念を体現するために必要な3つの要素が浮かび上がりました。それは「定期的に意識できる機会の設定」、「具体的な行動例の提示」、そして「理念の説明をする機会」です。

調査結果によれば、最も多くの支持を集めたのは「定期的に意識できる機会の設定」で、66.4%の回答者が重要だと感じていました。次いで「具体的な行動例の提示」が62.6%、そして「理念体系の説明」が60.3%でした。この結果は、理念が単なるスローガンに留まらず、日々の業務の中で生きた言葉として受け入れられることが重要であることを示しています。

興味深いことに、勤務先の理念体系をもとに行動していると答えた人々は、その理由として「理念が自分の思考と行動の方向性と一致している」といった価値観の一致を挙げ、多くの人が理念に共感していることがわかります。特に、パーパスに基づいた部門目標が日常業務に関連している場合には、その理念が行動を促進する要因となっています。

逆に、行動ができない理由として多く見受けられたのは、「勤務先の理念に基づいて何をすればよいのかわからない」というものでした。つまり、企業が理念を掲げていても、具体的な指針が不足している場合、従業員はそれに従った行動ができないことが浮き彫りとなります。

このように、企業理念を浸透させるためには、従業員一人ひとりに理念が身近なものであると感じてもらうことが重要です。例えば、弊社揚羽では、毎週月曜日に実施される朝会に全社員が参加し、行動指針を共有するエピソードを語り合っています。この取り組みによって、従業員は理念との距離を縮め、自身の行動に結びつけやすくなります。

さらに、理念体系を業務ごとに具体的に示すことも有効です。株式会社ベルシステム24ホールディングスでは、現場の管理職に対して企業のスローガンを言語化し、各自の部門の指針を決めるワークショップを開催しています。このように自組織の言葉で表現することで、理念が身近に感じられ、自分ごと化しやすくなるのです。

この調査で特に注目すべきポイントは「広告出稿による理念浸透」という回答が7%見受けられたことです。企業が理念を社外に向けて発信することで、社内でも意識が高まることでしょう。これにより理念の浸透と共に、ブランドとしての信頼性も向上すると考えられます。

弊社では、「バタフライモデル™」という独自のブランディング手法を提唱しています。これは、内外のブランドイメージを一貫して構築する取り組みです。企業理念を従業員に共感させるプロセスは、社外のステークホルダーにとっても重要です。

現代の企業においては、理念浸透とインナーブランディングが重要な課題として浮上しています。私たちは、企業の理念を社会に広め、その結果として企業価値の向上を図る支援を行っています。従業員への理念浸透やブランドの発信についてお悩みの方は、ぜひご相談ください。


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会社情報

会社名
株式会社揚羽
住所
東京都中央区八丁堀2-12-7 ユニデンビル3階
電話番号
03-6280-3336

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