第12回日インドネシア交通次官級会合が札幌で開催されました
日インドネシア交通次官級会合の開催結果について
2023年2月4日、北海道札幌市で第12回日インドネシア交通次官級会合が開催されました。この会合は、国土交通省とインドネシア共和国運輸省が締結した「交通分野における協力に関する覚書」に基づき実施されました。日本側からは国土交通審議官の寺田吉道氏が出席し、インドネシア側からはヘリ・アフマディ駐日大使やスンタナ運輸副大臣がオンラインで参加しました。
会合では、日本とインドネシアが共有する交通インフラに関する重要プロジェクトについて議論されました。具体的には、鉄道、港湾、航空、都市交通、陸上交通など、各分野での二国間協力の促進に向けた意見交換が行われました。両国は、さらなる連携を通じて、交通分野での協力を強化していくことで合意しました。
また、全体会合の後には、鉄道交通、陸上交通、海上交通、航空交通の4つの領域ごとに分かれたワーキンググループが設けられ、それぞれの分野における具体的な案件について深掘りした意見交換が行われました。これにより、各分野に特化した具体的な協議が進められ、今後のプロジェクトのスムーズな進行が期待されています。
これらの取り組みは、将来的な貿易促進や相互利用の拡大に寄与すると考えられており、両国間の経済関係を一層強化するでしょう。また、各国の技術や専門知識を共有することで、交通インフラの品質向上や効率化が図られることも見込まれています。
このように、第12回日インドネシア交通次官級会合は、両国の交通分野において相互の理解と協力を深める重要な場となりました。今後も継続して、政策的な対話やプロジェクトの調整を進めていく姿勢が確認され、国際的な交通網の強化に向けたステップとなるでしょう。
今後の展望として、両国は共同でのサステイナブルな交通システムの構築を目指しており、環境への配慮をしながら高品質なインフラを整備することが求められています。このような国際的な協力を通じて、両国の国民にとっての利便性向上が実現されることが期待されています。
この会合の成功を受けて、両国におけるさらなる交通分野での連携が進むことが期待されます。
出典:国土交通省