Scene株式会社の新たな試み
Scene株式会社は、製造業に特化したAIアシスタント「Scene AI」のベータ版を導入した企業数が20社を超えたことを発表しました。スタートアップから大手企業まで、幅広い業界での活用が期待されており、特に製造業における情報管理の効率化が注目されています。
Scene AIとは
Scene AIは、社内のあらゆる情報を瞬時に検索し、必要なデータを的確に提供するAIソリューションです。例えば、膨大な過去のトラブル情報や実験データを簡単にまとめて取得できるため、業務効率の大幅な向上が実現します。これにより、各企業は無駄な時間を省き、最適な判断を行うための基盤を整えることができます。
導入企業の活用事例
ここでは「Scene AI」を実際に導入した企業の利用事例を紹介します。
A社 - 金属部品製造企業
- - 用途: 過去の実験データの調査
- - 課題: 膨大な実験結果を見つけるために多くの工数がかかる。しかし、再度実験を実施する必要が生じると、さらに工数が増加する。
B社 - 自動車部品製造企業
- - 用途: 過去のトラブル情報の活用
- - 課題: 過去のトラブル情報がメンバーごとに異なる場所に保管されており、特定するのが難しいため、トラブル発生時に迅速な対処ができない。
C社 - 精密機器製造企業
- - 用途: お問い合わせ対応
- - 課題: 顧客からの類似した質問が多数寄せられるが、情報の検索性が乏しく、回答作成に時間がかかる。
機能の継続的な拡張
Scene AIは、導入企業のニーズに応じて機能の拡張を続けており、最近では対応ファイルの種類が増えました。それまでサポートされていた3DモデルやPDFファイルに加え、エクセルやワード、さらにはパワーポイントファイルも新たに対応しています。これにより、過去の知見をより多く検索対象に加え、業務の効率化が進むことが期待されています。
表にする拡張子
- - 3Dモデル: .stp, .step, .jt, .x_t, .x_b
- - PDF: .pdf
- - 画像: .jpg, .png
- - Microsoftワード: .doc, .docx
- - Microsoftエクセル: .xls, .xlsx
- - Microsoftパワーポイント: .ppt, .pptx
各種ファイルにはプレビュー機能があり、手軽に閲覧や共有ができるため、業務の生産性向上に寄与します。ワンクリックでファイルの内容を確認でき、ブラウザ上で動作するため、ダウンロードの手間も省けます。
展示会情報
Scene AIに興味のある方は、ぜひ
[email protected]までお問い合わせください。また、Scene株式会社は2025年7月9日から7月11日まで「第37回設計・製造ソリューション展」に出展予定です。展示会ではデモなども予定しているため、ぜひお立ち寄りください。