NordicとGoogleの協業
2024-04-15 11:00:03
NordicとGoogleが連携した新たな追跡技術の幕開け
NordicとGoogleの強力な協力で実現する革新
近年、技術の進化に伴い、私たちの大切なものを見つけ出す手段も進化しています。そんな中、Nordic SemiconductorがGoogleとの協力により、hRF Connect SDKにGoogleのFind My Deviceネットワークと不明追跡アラートの機能を追加したことが発表されました。これは、Androidモバイルデバイスと組み合わせることで、より高精度で安全なトラッキングを実現するものです。
nRF Connect SDKの新機能
このSDKの実装により、開発者はGoogleの公式な追跡機能と自社製品を組み合わせやすくなります。Nordicの戦略製品管理担当、Kjetil Holstad氏は、「Googleのデザインパートナーとして、このような重要なサポートを提供できることを嬉しく思います」と語っています。この発表は、GoogleによるAndroidデバイス向けBluetooth® Low Energyトラッキング技術の公式リリースと同時に行われました。
パートナー企業による新しい挑戦
ChipoloのCTO、Jure Zdovc氏は、「NordicのnRF52シリーズSoCを利用することで、私たちの製品がGoogleのFind My Deviceネットワークとスムーズに統合されることができました。これにより、ユーザーは簡単に所有物を見つけやすくなります」と語っています。これにより、Chipolo製品の市場価値も大きく向上することでしょう。
また、PebblebeeのCEO、Daniel Daoura氏は、「Nordicとの連携によりトラッキング技術の未来が変わりつつある」との言葉が示す通り、両社の協力は単なる製品開発に留まらず、トラッキング技術を組み込んださまざまなアイデアを具現化するエコシステムの構築へと広がっています。
新たな時代の開始
nRF Connect SDKに新機能が組み込まれることによって、サードパーティーのデバイスメーカーは、Googleのネットワークと連携した製品の開発がより手軽になることでしょう。このSDKはすでに一部の主要パートナーによって利用されているため、商品化される日もそう遠くはないでしょう。
この取り組みは、Androidデバイスのエコシステムのさらなる拡張を示唆しています。
Nordic Semiconductorについて
Nordic Semiconductorは、IoTのための無線通信技術に特化したノルウェーの企業で、1983年からの歴史を持ちます。彼らの製品は、Bluetooth Low Energyソリューションをはじめ、ANT+、Thread、Zigbee、さらには最近ではLTE-M/NB-IoT技術にも対応したものとなっており、様々な用途に向けた製品が開発されています。このような高性能な技術の提供おかげで、市場での優位性を保ちつつ、自由な発想でのIoT商品開発が可能となっています。
まとめ
NordicとGoogleの協業による新たなテクノロジーは、これまでにない可能性を切り開くものでしょう。大切なアイテムを見つけるための効率的な手段が広がることで、私たちの生活がさらに便利になることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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ノルディック・セミコンダクター株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145横浜花咲ビル 9F
- 電話番号
-
045-620-0162