次世代スマート除雪支援システムが注目を集める
株式会社フォーラムエイトと松江土建株式会社の共同開発による「次世代スマート除雪支援システム」が、名誉ある「日本DX大賞2026」のサステナビリティ部門においてファイナリストに選ばれたことが発表されました。この受賞は、応募総数186件の中から厳選された24社の中に位置付けられたもので、特にその革新的なアプローチが高く評価されています。
3Dデジタルツインを活用したシステム
本システムは、フォーラムエイトが開発した3DVRプラットフォーム「UC-win/Road」を基にしており、RTK-GNSS技術を用いた高精度な衛星測位システムと3DVR技術を組み合わせています。この技術により、冬季の除雪作業がかつてないほど安全で効率的に行えるようになります。具体的には、実際の車両位置をリアルタイムでVR空間に表示することで、雪に覆われて視認が困難な地点(マンホールや橋梁、縁石など)の情報を明示し、作業者への正確な支援を実現します。
このシステムの導入により、従来であれば熟練作業者の経験や直感に頼らざるを得なかった除雪作業が、データ化・システム化され、それによる技術の継承や安全性の向上、生産性の向上が図れます。
地域インフラのDXモデルケース
さらに、この取り組みは除雪支援を超えたもので、デジタルツイン技術を活用した地域インフラのデジタルトランスフォーメーション(DX)のモデルケースとしても期待されています。特に、防災や減災、持続可能な地域交通の確保にも寄与することが評価されており、地域社会への貢献も大きなポイントです。
宇宙衛星ソリューションへの展開
フォーラムエイトはRTK-GNSS技術を利用した高精度測位だけでなく、宇宙衛星ソリューション「spaceF8」も展開しています。この技術は地上インフラから宇宙分野までをカバーすることが可能であり、デジタルツインという技術を用いた可視化やシミュレーションの幅を広げることが期待されています。
日本DX大賞2026の公開審査について
ファイナリストに選ばれたことに伴い、24社による公開プレゼンテーションがオンラインで配信されます。この審査は以下の日程で行われるため、多くの人が注目しています。
- - 日付: 2026年6月16日(火)10:00~12:00
- - 視聴方法: オンライン配信(無料、要事前登録)
【詳しい情報・視聴申込は公式サイトをチェック】(
日本DX大賞公式サイト)。
今後の展望
フォーラムエイトは、「UC-win/Road」などの多様なソリューションを用いて、インフラ分野におけるDX推進だけでなく、社会課題の解決にも注力しています。今後は、衛星データや宇宙シミュレーションとの連携を深め、「spaceF8」に関する取り組みを強化することで、地上インフラと宇宙技術を融合した次世代デジタルツイン基盤の構築を目指す意向です。これにより、デジタルツインが単なる「可視化ツール」ではなく実践的な意思決定基盤として進化し、持続可能でレジリエントな社会基盤の実現に向けて貢献できることを目指しています。