マツダ株式会社、関西初の複層シートリサイクルに挑戦! 環境保護へ貢献する企業の取り組み

関西初の取り組み

マツダ株式会社が、関西で初めて複層シートのマテリアルリサイクルに挑戦しています。この複層シートには、アルミ蒸着やアルミ箔が貼り合わされており、ゼリーやヨーグルトの蓋として使用されることが一般的です。耐久性や遮光性に優れた特性を持つ複層シートですが、その多層構造がリサイクルを困難にし、多くの素材が通常のプラスチックとは異なりサーマルリサイクルに依存しています。

マツダは新たな設備を導入し、この複層シートのマテリアルリサイクルに挑戦することで、環境問題に立ち向かう姿勢を示しています。

環境に優しい循環型リサイクル

企業によるリサイクル活動が進む中、マツダは「廃棄物を再び使える資源へ」という理念のもと、企業のSDGs（持続可能な開発目標）への取り組みを強化しています。リサイクルのプロセスでは、様々なプラスチックを形を変えて再利用する仕組みを提案し、多くの回収実績を持つマツダによるクローズドリサイクルの実例を展示しています。このような取り組みは、プラスチックごみ問題の解決に向けた大きな一歩となることでしょう。

CO₂削減へ向けた新たな取り組み

さらに、マツダが注目されるポイントとして、再生プラスチック袋の生産があります。これは製造や物流過程で使用したプラスチック包装材を焼却せず、回収・ペレット加工を経て新たなビニール袋へと再商品化するプロジェクトです。この取り組みは二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができるとされ、その成果を実際のデータに基づいて展示する予定です。

展示会情報

マツダ株式会社は、2025年5月14日から16日までインテックス大阪で開催される「第一回リサイクルテックジャパン」に出展します。このイベントでは、リサイクルにおける先進的な取り組みを披露し、多くの来場者にその重要性を訴えかける予定です。企業としての責任を果たしつつ、環境問題への意識を高めることが期待されます。

会社概要

マツダ株式会社は1968年に設立され、兵庫県神戸市に本社を置く廃棄物マネジメントの専門企業です。資本金は9500万円で、廃棄物総合管理システム「wing」の運営や、再生可能エネルギー事業、古紙回収、産業廃棄物の収集運搬業務など、幅広い分野で活動しています。企業の環境意識を高め、リサイクル率の向上に寄与することを目指しています。

公式ウェブサイト: マツダ株式会社