キャスター、AI技術でリモートアシスタントサービス「CASTER BIZ assistant」を進化!EC業務効率化を実現
「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げる株式会社キャスターは、EC関連業務の効率化と品質向上を目指し、AI技術を活用したリモートアシスタントサービス「CASTER BIZ assistant」の強化に乗り出しました。
キャスターは、2024年6月にEC出品業務の効率化を支援するグラムス株式会社を完全子会社化しました。グラムスは、商品データ作成業務の自動化・効率化アプリ「SASAGE.APP」や商品画像の加工に特化した「ZenFotomatic」などのシステムを開発し、EC事業者のビジネス拡大をサポートしています。
グラムスは、EC分野のAI開発においてアノテーションを活用し、各種大規模言語モデル(LLM)を用いた技術検証を行ってきました。現在、「SASAGE.APP」には、GPT-4oが実装されていますが、性能向上やユーザーエクスペリエンスの改善を目指し、Googleの生成AI「Gemini」への移行を検討しています。
キャスターは、子会社であるグラムスの技術を活用することで、「CASTER BIZ assistant」で依頼されるEC関連業務にアノテーションによる継続的な精度向上を前提としたAI技術を取り入れることが可能となりました。これにより、迅速な作業完了とコスト効率の改善、顧客満足度の向上を目指します。
EC以外の業界にもAI技術を展開
グラムスは、AIモデルの設計・構築から、アノテーションツールのスクラッチ開発までをワンストップで行うことができます。今後は、グラムスの技術を活用し、EC以外のさまざまな業界から請け負う業務にもアノテーションを用いて、「CASTER BIZ assistant」のさらなるサービス拡充を図っていく予定です。
「CASTER BIZ assistant」について
「CASTER BIZ assistant」は、優秀なリモートアシスタントが、企業のあらゆるバックオフィス業務を支援するBPaaS(ビジネス・プロセス・アズ・ア・サービス)です。月30時間から必要なリソースを提供し、業務の効率化や採用コストの削減に貢献しています。
グラムスについて
グラムスは、システムエンジニア出身者により創業された組織です。自社のEC出品業務を改善するために開発した「ZenFotomatic」は、国内大手リユース企業をはじめ世界180を超える国と地域で利用されています。
キャスターについて
キャスターは、「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げ、2014年9月に創業したフルリモートワークで組織運営を行う企業です。導入企業数No.1のリモートアシスタントサービス「CASTER BIZ」シリーズをはじめとした人材事業を運営し、累計4,700社以上の企業にサービスを提供しています。
アノテーションとは
アノテーションとは、機械学習のための教師データを作成する際に、テキスト、音声、画像などのデータにタグやメタタグと呼ばれる情報を付与する作業のことです。AIシステムの学習方法の1つである「教師あり学習」を行う際に利用されます。AIの「教師あり学習」は、入力に対し正しい出力を返せるように学習させるアルゴリズムです。