ウェルビーイング起業家と大企業を繋ぐ交流イベントが盛況に開催

大企業とスタートアップが進むべき道を模索

2025年3月13日、東京・品川区のCreation Camp TENNOZで開催された「第1回 Well-being Startup Hub」イベントが盛況を博しました。この交流会には、ウェルビーイングを追求するスタートアップ企業や大企業の新規事業開発担当者、メディア関係者ら約100名が参加し、多くの熱気に包まれました。

新たな交流の場、Creation Camp TENNOZ

このイベントは、女性向け商品を扱う株式会社Blimeが主催し、環境改善に取り組むRBCコンサルタントや『Faview』を手がけるViewBEも運営に参加しています。主催者の上米良優季は、「大企業とスタートアップが手を取り合い、ユーザーの課題を効率的に解決したい」という願いを込めてこのイベントを企画しました。

主催者にとって、スタートアップと大企業の連携は必然的な流れであると考えています。両者が共に活動することで、新たなビジネスチャンスやサービス開発が期待されるのです。

パネルディスカッションから得られた Insights

イベントは2部構成で、第一部では「ライフスタイル&ウェルビーイングの新潮流」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。登壇者には、女性起業家の代表として鈴木葉留奈（株式会社ViewBE CEO）、住吉忍（株式会社ウィメンズ漢方代表取締役）、小松佐保（株式会社eminess 代表取締役社長）が参加し、それぞれの持つビジョンや課題を語りました。

住吉さんは、企業との連携における困難について語り、調整や交渉に想像以上の時間がかかることを強調しました。しかしこれを乗り越え、「女性の健康問題に対する正しいアプローチができる」ことの重要性を共有しました。

小松さんは、自社のブランド価値を守るためには、短期的な利益よりも長期的な視点が必要であると述べました。また、協働の重要性に触れ、様々な企業との連携によって生まれるシナジー効果についても言及しました。鈴木さんは、スタートアップと大企業が手を組むことによって得られるメリットを強調し、業界全体の理解を深めることが求められていると訴えました。

ネットワーキングで新たな一歩

第一部の後、参加者はフラットな環境で自由に交流する時間を持ちました。参加者からは、「具体的な課題が共有できた」「新しい視点を得られた」といったポジティブな感想が多く寄せられました。

さらに、イベントには出展ブースが設けられ、エンターテインメントを通じた地域活性化を図るFUN SPIRITS、手軽に乳がんリスクをチェックできる検査キットを提供するジャパンヘルスケアサービスなど、5社が最新のウェルビーイング関連商品を出展しました。彼らの取り組みは、参加者との結びつきを更に深める一助となりました。