エミリア=ロマーニャ州の文化
2025-10-03 13:54:29

エミリア=ロマーニャ州、2025年大阪万博で文化の魅力を発信

エミリア=ロマーニャ州が大阪万博で魅せる文化の力



2025年の大阪万博において、イタリアのエミリア=ロマーニャ州が地域の音楽や舞踊など多彩な文化を幅広くPRします。州の文化・クリエイティブ産業は、地域のアイデンティティを深く理解するための貴重な要素であり、国際的な観客にその魅力を伝える重要な機会となります。特に、エミリア=ロマーニャ州のミケーレ・デ・パスカーレ知事は、「我々の文化・クリエイティブ産業は急成長する経済セクターではなく、地域の象徴である」との見解を示しています。

多彩な芸術の発信



エミリア=ロマーニャ州では、ボローニャ・シネテーカ財団や国立舞踊財団アテルバレッティなど、地域の音楽、映画、舞踊、演劇の豊かさを紹介する施設が多く存在します。特に注目すべきは、イタリアの大衆舞踏音楽「リッショ」であり、これは特にエミリア・ロマーニャ州が発祥の音楽です。大阪万博では、このリッショのオーケストラ・カーサデイが精力的に演奏を行い、会場を盛り上げました。

若手アーティストと伝統の融合



さらに、トスカニーニ・アカデミーNEXTやルイジ・ケルビーニ・ユースオーケストラなど、若手音楽家の舞台も多数用意され、伝統と革新が同居したパフォーマンスが展開されました。特に「エミリア=ロマーニャ:音のモザイク、歴史と伝統のエコー」というコンサートでは、リッカルド・ムーティの指揮により、幅広い音楽ジャンルが一つの旅として表現されました。

クリエイティブ産業の経済的影響



エミリア=ロマーニャ州では、クリエイティブ産業が地域経済の3.8%を占めており、2023年には56億ユーロの付加価値が生まれています。特に、ライブパフォーマンスや映像制作が成長を続け、この分野での投資は地域の雇用を生み出し、若者への機会を提供しています。

漫画を通じた文化の架け橋



また、エミリア=ロマーニャ州は日本との文化交流も活発であり、漫画作品を通じてその架け橋となる役割も果たしています。万博期間中には、日本からの漫画家と地元のアーティストによるコラボレーションが行われ、文化的なつながりを強化しました。

未来への展望



知事のデ・パスカーレは、文化が未来へのパスポートであり、地域の歴史とアイデンティティを理解しながら、国際的な対話を促進する重要な要素と位置付けています。エミリア=ロマーニャ州は、その豊かな文化資源を活かし、国際的な展望を開くために多くの取り組みを続けています。2025年の大阪万博で、この文化的エネルギーを世界に発信することは、州の魅力と可能性を再確認する契機となるでしょう。

このように、エミリア=ロマーニャ州の文化・クリエイティブ産業の活性化は、地域を支えるとともに、国際的な交流の場を広げる大きな力を持っています。2025年の万博を通じて、これらの取り組みが一層強化され、未来への新たな道を切り開くことを期待しています。


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会社情報

会社名
在日イタリア商工会議所
住所
東京都港区三田4-1-27FBR三田ビル9階
電話番号
03-6809-5802

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