うるわし漆器展
2025-10-21 12:28:43

伝統工芸「うるわし漆器の世界」展が2025年に開催!

伝統工芸『うるわし漆器の世界』展が開催決定



2025年11月4日から11月28日まで、東京のクラフテリアートギャラリーにて「うるわし漆器の世界」展が開催されます。この展覧会は、茨城県の関彰商事株式会社の主催で行われ、日本の漆器の伝統と魅力を広く発信することを目的としています。

開催概要


会期は2025年11月4日(火)から11月28日(金)まで、毎日10:00から17:00まで開かれます。ただし土日祝日は休館日です。会場は東京都千代田区丸の内にある関彰商事株式会社の東京オフィス内、クラフテリアートギャラリーです。入場は無料ですが、事前予約が必要です。

この展覧会では、日本特有の漆器文化を広く紹介します。縄文時代に起源を持ち、時代を経てもなお受け継がれてきた漆器の伝統。しかし、明治時代以降、国産漆の生産量は急減し、現在ではその95%が中国産に依存しているという現状があります。国産の漆が生産されている主な地域は岩手県や茨城県大子町です。特に大子町で生産される漆は、透明感があり美しい艶が特徴で、優れた漆芸作品の制作に利用されています。人間国宝・大西勲氏もその特性を高く評価しました。

展示内容


本展では、著名な漆芸家による作品が多数展示されます。大西勲氏の作品や、彼の娘である大西未穂氏の創作漆芸、さらに茨城県指定無形文化財の粟野春慶塗を紹介します。特に注目したいのは、辻徹氏による八溝塗です。彼は自ら漆を育て、漆の採取から作品制作まで一貫して手がけており、魅力的な食器や美術品を展開しています。

さらに、各地の名工による伝統的な漆器作品も取り揃えています。石川県の輪島塗や岩手県の秀衡塗、沖縄県の琉球漆器など、地域ごとの特色あふれる作品が一堂に会します。

日本の漆器文化を通じて


本展を通じて、長い歴史を持つ日本独自の「器に漆を塗る」という文化が、どのように育まれ成長してきたのかをご覧いただけます。また、近年生まれた八溝塗という新しい潮流も体験でき、その進化も感じられるでしょう。古き良き日本の文化が、現代にどう生き続けているのかを知る貴重な機会です。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。なお、輪島塗についても、能登半島地震で被災した作品ですが、修復可能なものを展示しています。ぜひ、この機会に日本の漆器文化の深さと美しさを体感していただければ幸いです。


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会社情報

会社名
関彰商事株式会社
住所
茨城県つくば市二の宮1-23-6
電話番号
029-850-5151

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