原広司の名作「浮遊のいえ」とその未来
新潟県上越市に位置する住宅「浮遊のいえ(旧北川邸)」が、築40年を迎えるにあたり、修繕プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、建築家・原広司氏が1986年に設計したもので、家族のために贈った名建築として知られています。2025年からは宿泊施設として再生されてきたこの建物は、2026年の40周年を前に、さらなる修繕が求められています。
プロジェクトの概要
「浮遊のいえ」は、豪雪地帯の影響を受け、長年の間に屋根や内部装飾の劣化が進行しています。この修繕のため、クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」にて「雪国・高田。建築家・原広司が家族に贈った名建築「旧北川邸」を未来へ」というタイトルでプロジェクトが公開されました。目標金額は800万円で、2026年1月8日から2月28日までの51日間、支援を募ります。
修繕の必要性
40年という一定の歳月を経たこの建物は、今まさに限界に達しています。湿気や雪の重みが暗示するように、屋根の劣化に加え、特徴的な内装材である白銀色のクロスの剥がれが進行しています。このまま放置すると、建物が持つ価値や文化が失われてしまう危機にさらされています。
日本では、建物を登録有形文化財として保護する制度が存在しますが、その条件の一つに「築50年」という基準があります。浮遊のいえは、築40年の今が、その基準に達するための重要な10年を迎えています。この貴重な機会を生かし、建物を長期にわたり保護するためには、今すぐの修繕が必要です。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクトページは以下のリンクからアクセス可能です:
プロジェクトページ
- - 目標金額: 800万円
- - 募集期間: 2026年1月8日(木)9時〜2月28日(土)23時
- - 資金使途: 修繕費及びクラウドファンディング手数料
- - 形式: 通常型 / All-in形式
All-in形式は目標金額に関わらず、集まった支援全額を受け取れる形式です。リターンは5,000円から100,000円までの19種類が用意されており、限定ブックレットや宿泊権の提供もあります。
代表からのメッセージ
このプロジェクトの代表を務める久野遼氏は、「原広司先生の作品が高田で危機にあると知り、東京から移住してきました。私財を投じて2025年に宿泊施設としての再生を開始しましたが、この古い建物を一人で守るのは難しいのが現実です。雨漏りの改善と内装の修繕を通じて、この建築遺産を次世代に繋いでいくために、皆様の温かい支援をお願い致します」と語っています。
まとめ
「浮遊のいえ」の修繕プロジェクトは、ただの建物の保存活動ではなく、地域の文化と歴史を守るための重要な取り組みです。この活動が成功し、未来の世代に受け継がれることを心より願っています。私たちの支援が、地域の建築文化を守るための力となります。ぜひ、気になる方はプロジェクトページを訪れてみてください。