Z世代の働き方における意識調査の結果
近年、働き方に対する考え方は多様化しており、特にZ世代はこれまでのキャリア観に変化をもたらしています。Professional Studio株式会社が実施した調査によると、Z世代のビジネスパーソンは従来の安定した雇用を求める意識が薄れ、自律的なキャリアを志向する傾向が明らかになりました。具体的な結果を以下にまとめます。
調査概要
調査は20歳から59歳の正社員を対象に5469名から回答を得て実施されました。調査期間は2025年12月4日から11日で、全国の主要都府県に居住する人々が対象です。この調査を通じて、世代別にキャリアの望ましい姿を探ることができました。
Z世代の定着意向
1つの企業に留まりたいという「1社定着」の意向がZ世代において38.1%であるのに対し、50代では49.9%という結果が得られました。この11.8ポイントの差は、若年層ほど組織への依存を重視しなくなっていることを示しています。また、Z世代の中で管理職や役員を目指す割合は14.9%で、50代よりも高い数値が出ており、キャリアの上昇志向が伺えます。
「安定」の概念の変化
経済環境が変わる中で、Z世代が「収入」という指標を重視する割合は32.9%と50代の43.9%よりも低く、また「雇用の安定」を求める意向も14.3%と50代の27.3%に比べて顕著に落ちこぼれています。これは、Z世代が把握する「安定」の概念が、収入や雇用への依存から自分自身のスキルアップにシフトしていることを示しています。
ベンチャー企業への関心
Z世代の中でも特にベンチャー企業に就職した人々は、金銭的な条件だけでなく、「やりがい」や「社会貢献」といった要素を重視しています。ベンチャー企業に就職したZ世代の社員の29.9%が「仕事のやりがい」を重視すると回答しており、伝統的な企業よりも高い数字を記録しています。また、社会貢献に関してもこの層は14.1%と高い割合で意識していることが分かります。
副業・独立志向
ベンチャー企業における若手社員の49.1%は「副業・フリーランス」での活動を考えたり、将来的に「独立・起業」を考えています。この数字は伝統的な日系上場企業の26.2%に比べて約1.9倍という驚異的な差を示しています。これは、若者にとっての明確なキャリアビジョンが「組織内での出世」から「自らの選択によるキャリア形成」へと変化していることを示しています。
結論
終身雇用制度が崩壊しつつある現代において、Z世代は自律的にキャリアを築くことを選んでいます。彼らにとって「会社に依存すること」が安定とは限らず、自身の力を試しながら、様々な選択肢を持ち、自らの価値を見出そうとしています。この傾向は、今後の労働市場や社会全体において重要な意味を持つでしょう。
調査詳細及びデータはProfessional Studio株式会社より提供されたものです。若い世代が主体的に働く姿勢は、未来のビジネス界に新たな風を吹き込むでしょう。