フランス・北ローヌの名門ワイナリー「ドゥラス」が日本に初上陸
エノテカ株式会社が日本国内にて、フランス・北ローヌ地区を代表する名門ワイナリー「ドゥラス」のワイン6品目の販売を開始しました。これにより、日本のワイン愛好家たちは歴史ある品質の高いワインを楽しむことができるようになります。
1835年に設立された「ドゥラス」は、ワイン造りの名産地エルミタージュで栄え、その名声を19世紀から確立してきました。特に同地区の「レ・ベサール」は、凝縮感と複雑な味わいを持つ偉大なワインの産地として知られ、2022年にはワイン専門誌「デキャンタ」の選定により「最も偉大な12のブドウ畑」にも選ばれました。「ドゥラス」は、約6ヘクタールのこの畑の最大の所有者で、こだわり抜いたワインを生み出しています。
「ドゥラス」の魅力は、自社畑がある北ローヌのエルミタージュやサン・ジョゼフ、クローズ・エルミタージュの他にも、自社畑を持たない地域での高い品質にあります。厳選した契約農家とのパートナーシップにより、ブドウの成長段階を細かく管理し、産地ごとの個性を引き立たせることに成功しています。
また、「ドゥラス」は1993年にシャンパーニュの名門「ルイ・ロデレール」の傘下となり、その後ブドウ畑の管理や醸造に大規模な改革を実施。2019年には新しい醸造設備が整備され、温度管理を精密に行える環境が整いました。この改良により、テロワールの特性がより際立ったワインを生み出すことが可能になり、その結果、エレガントで洗練された味わいが実現しました。
特に、醸造責任者ジャン・バティスト・レカイヨン氏のアドバイザー付きでワイン造りが進められており、エルミタージュ特有の力強さに加え、きめ細かいタンニンと果実味、酸のバランスが秀逸なエレガントなスタイルが特徴です。この革新的なアプローチは、ローヌワイン全体の新たなスタイルを生み出しました。
「ドゥラス」のワインは世界的に高評価を受けており、アメリカのワイン評価誌「ワイン&スピリッツ」では「トップ100ワイナリー」に2度も選出されています。また、著名なワイン評論家スティーヴン・スパリュア氏からは、北ローヌのビッグ4の一つとして、高い評価を得ています。
代表銘柄である『エルミタージュ・レ・ベサール』は、この名門ワイナリーの真髄を体現。特に良い年に約6,000本生産されるこのキュヴェは、豪華さとバランスが併存する風味が特徴で、2009年と2010年ヴィンテージが「ワイン・アドヴォケイト」で満点を獲得したこともある逸品です。
ローヌ地方は最近、ワイン市場での価値を増しており、世界的なワイン取引プラットフォーム「Liv-ex」の2024年版「パワー100」にもランクインした銘柄数が多いことが報告されています。中でも北ローヌは、ブルゴーニュやボルドーよりも手頃ながら質の高いワインを生産する地域として注目されています。これにより、「ドゥラス」の製品は、より多様な選択肢として日本のワイン市場に新たな風を吹き込むことが期待されています。
「ドゥラス」のワインを通じて、より豊かなワインライフが提供されることを願っております。
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