社労士事務所向けの新たなAI基盤「SRAISE」
2026年7月14日、株式会社エフアンドエムから発表された社労士事務所向けのAI業務基盤「SRAISE(スレイズ)」は、提供開始からわずか1ヶ月で400の事務所に導入され、累計850IDの利用を達成しました。その急成長の秘訣を探ります。
導入実績とその背景
「SRAISE」の導入実績は、導入事務所数が400を超え、1事務所あたりの平均アカウント数が2IDを上回ることから、広く事務所全体で活用されていることを示しています。ケイパビリティの拡張や業務の効率化が求められる中、社会保険労務士事務所が求めるのは「安全に使えるAI」です。
社労士事務所では、顧問先の機微な人事、労務、給与情報を扱うため、一般的な生成AIを利用することは情報漏洩や守秘義務違反のリスクが伴います。そのため、AIを使いたくても安心して利用できないという課題を抱えていました。このようなニーズに応えたのが「SRAISE」であり、データがAIの学習に利用されない設計に加え、事務所ごとに情報を分離する仕組みが確立されています。
AI基盤の開発は、会計事務所向けに実績のある技術を元に、社労士事務所のニーズに特化して進められました。
新機能「Project公開機能」の利便性
そして、2026年9月1日には新機能「Project公開機能」が登場。これにより、業務ごとにAIをゼロから設計する必要がなくなります。
この「Project」には、AIの役割やルールを定めたカスタム指示、さらに就業規則テンプレートや手順書などの知識が組み合わさっています。こうした機能により、同じ品質のサポートを何度でも活用できるようになり、効率的な業務運営が実現します。
提供される内容には、初期設定サポートや法改正の最新情報リサーチなど、多岐にわたる業務の支援が含まれています。これからも、事務所の業務効率化を図るプロジェクトが順次追加されていく予定です。
「SRAISE」の特長
「SRAISE」の名称には、「社会保険労務士」「AI」「成長」を組み合わせた意図があります。これは、AIの力を借りて社労士業務を発展させ、事務所を次の高みへ導くというメッセージを込めています。
1.
実データを安心して扱う
AIは顧問先のデータが学習に使われることはありません。実名、実額のままで分析でき、機密性を確保できます。
2.
人気のAIを一括利用
ChatGPTやClaude、Geminiといった主要AIを一つの契約で利用可能。利用シーンに応じて使い分けができ、管理コストを軽減します。
3.
広範囲に業務をカバー
労務相談の一次回答から文書作成、データ分析まで、広く社労士の業務を支援しています。
エフアンドエム側の見解
株式会社エフアンドエムの渡辺尚人本部長は、早期の導入実績が「安全に使えるAI環境」への強いニーズの現れだと述べています。特に「何を作るか」という設計の課題を解消する機能として「Project公開機能」を位置付けており、事務所が本来の付加価値業務に専念できる環境を提供することを目指しています。
まとめ
「SRAISE」は、社労士事務所向けの新たなAI業務基盤として、顧問先のデータを安全に扱える環境を提供し、多岐にわたる業務をサポートします。今後のさらなる機能追加にも期待が高まります。公式サイトからサービスの詳細を確認できるので、是非訪れてみてください。
サービス紹介ページ