ツキソメイソギンチャクの栄光
2025-12-25 11:11:39

熊本大学のツキソメイソギンチャク研究が『Nature』で特集!

熊本大学の貴重な研究成果が国際的評価を受ける



近年、科学界で注目を集める熊本大学の研究チームが、ツキソメイソギンチャクについての研究成果を発表しました。その成果が、著名な科学誌『Nature』の特集「November’s best science images」に選ばれるという名誉を得ました。これは科学的独創性、学術的価値、視覚的インパクトが認められたことを示しています。

ツキソメイソギンチャクの新たな発見



吉川准教授が率いる研究チームは、2025年10月に新種として発表されたツキソメイソギンチャクの映像を特に評価されました。このイソギンチャクの特徴は、深海でヤドカリが使用する貝殻の上で生活し、それに特有の構造物を形成する驚異的な代謝能力を持っている点です。自然環境下ではアカモントゲヤドカリが使用している貝殻の上にしか発見されていないことから、特定の種類のヤドカリとの強固な共生関係が築かれています。

研究の背景と発表



この研究は、吉川准教授が国立科学博物館や東京大学に所属していた際に行われました。この成果は、研究の詳細とともに、美しい画像や映像が伴った形で発表されており、学術的にも視覚的にも高い評価を受けています。研究論文のタイトルは「Mutualism on the deep-sea floor: a novel shell-forming sea anemone in symbiosis with a hermit crab」であり、著名な学術誌『Royal Society Open Science』に掲載されました。

吉川准教授のコメント



吉川准教授は「私たちの研究成果が、世界を代表する『Nature』で評価されたことを大変光栄に感じています。この成果は、共同研究者の支えがあってこそ実現しました。将来的には、ツキソメイソギンチャクが多くの水族館や博物館で展示されることを期待しています」と述べています。

研究の意義



ツキソメイソギンチャクの研究は、深海のエコロジーや生物の互恵関係に新たな視点を提供します。この研究を通じて、深海の生態系が持つ複雑さや、生物間の相互作用の重要性が再認識されています。また、研究成果は以下のURLからも閲覧可能です。
Nature “November’s best science images”
公式サイト

いくつもの障壁を乗り越え、国際的な舞台に立つことができた吉川准教授のチームの今後の活躍にも目が離せません。彼らの研究が、さらなる深海の謎を解明し、新しい発見につながることを期待しています。


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国立大学法人熊本大学
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熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1
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