アイティアクセスとCognata、ADASシミュレーションでの協力を開始

アイティアクセス株式会社(本社:横浜市、イノテックグループ)と、イスラエルのCognata, Ltd.が共同で、ADAS(先進運転支援システム)および自動運転向けのシミュレーションソフトウェアの提供に向けて協業をスタートした。この取組みは、日本国内の自動車関連企業において、自動運転およびADASの検証を円滑に進めるための重要なステップとなる。

Cognataは世界中の自動車関連企業へ大規模な運転シミュレーションソリューションを提供する企業で、その技術を活用することで、運転支援や自動運転の検証プロセスが効率的に行えるようになる。特に、自動運転車両の開発におけるトレーニングやテスト、さらには製品ライフサイクル全体をカバーするシミュレーションの迅速化が期待されている。このような先進的な技術を導入することにより、国内自動車産業の競争力がさらに向上するだろう。

Cognataの創業者兼CEO、Danny Atsmon氏は、日本の自動車産業を高く評価しており、ここでの協業を通じてビジネスを広げ、様々なお客様に提案を届けられると述べた。また、アイティアクセスの知名度と業界経験は、Cognataのブランドを確立する要因になると期待している。

アイティアクセスの高橋尚社長も、Cognataの製品が自動車業界に包括的なソリューションを提供し、より迅速かつ安全な市場展開を可能にする点に言及した。これまでもアイティアクセスは、先進的で効率的なソリューションの提供に力を入れており、今回の協業を通じて自動車産業に新たな価値をもたらすことが期待される。

Cognataについて詳しく述べれば、同社は実際の環境に忠実なバーチャル空間での運転をシミュレーションするプラットフォームを持ち、さまざまな道路条件での検証を行える。これによりクライアントは、自動運転技術の開発を加速させると同時に、誤動作やリスクを低減することが可能となる。

一方、アイティアクセスは、2000年に設立され、IoT関連や自動車関連のソフトウェア、エンジニアリングサービスを幅広く提供している企業。また、親会社であるイノテックも自動車関連企業との取引があり、今回の協業を支えるための基盤を持っている。イノテック自体も、1987年に設立された企業であり、半導体設計からハードウェアおよびソフトウェアの開発まで多岐にわたる業務を展開している。

両社の協業により、大きな技術革新がもたらされるだけでなく、アジア市場におけるビジネス展開の第一歩ともなり得る。これは、特に中国、韓国、日本の自動車業界において、さらなる成長と革新を促進する重要な要素となるだろう。今後の動向に大いに期待が寄せられている。

会社情報

会社名
アイティアクセス株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜3-17-6
電話番号

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