羽田空港で新たなアート体験を
2025年11月1日、羽田空港のエアポートガーデンにて、人気日本画家Mujimoと株式会社高速オフセットのコラボレーションが実現します。このイベントでは、独自の企画作品「紙イヤリング」が展示される予定です。
高速オフセットの「アイデアのアイデア」プロジェクト
株式会社高速オフセットは、大阪に拠点を置き、印刷製品の新しい表現の可能性を追求しています。彼らが運営するプロジェクト「アイデアのアイデア」は、クリエイターたちのユニークな発想を具現化するもの。
「紙イヤリング」はこのプロジェクトの第17弾として生まれた作品です。デザインは高速オフセットが所属する制作部「Paprise」によるもので、ある日、イヤリングを片方失くしてしまった経験から発想がスタート。使い捨て可能な紙素材を用いることで、気軽に楽しめるデザインに仕上がりました。
日本画アーティストMujimoのビジョン
Mujimoは、日本画のみならずデジタルアートやプロダクトデザインにも挑戦しています。彼女の作品は、自然の美しさを細やかに表現するだけでなく、日常に溶け込むデザインを意識しています。「紙イヤリング」を通じて、日本画の魅力を新たな形で広めることを目指しています。このコラボレーションを通じて、彼女が掲げる「持続可能なアート」のコンセプトも体現されています。
「日本画には伝統がありますが、絵具が高価だったり、職人が減ったりと様々な課題が存在します。それでも、日本画の魅力を広め、アートの新しい可能性を追求したいと考えています。」Mujimoはこのように語ります。
紙イヤリングの特徴
「紙イヤリング」はデニム生地の紙でできており、パーツを組み合わせる楽しさが特徴です。必要な分だけを切り取って使うことができ、軽量で収納もしやすいのが魅力。また、試作段階では花柄や音楽モチーフなど、多様なデザインが登場し、個性的な作品が完成しました。
デザインの過程で、黒い色紙とブラックインクを使用し、まるで花びらのような質感に仕上げるなど、モダンでエレガントなアクセサリーに。使い捨て可能な点から、無くしても落ち込まず楽しめるのも嬉しいポイントです。
個展の詳細
Mujimoの個展「SUSTAINABLE JOURNEYS: MUJIMO AT HANEDA」は、2025年11月1日から12月1日まで開催されます。時間は10:00から20:00まで。会場は羽田空港第3ターミナル直結、エアポートガーデンの2階に位置するPinPon展示スペースです。この展示では、他にもオリジナルのスカーフや小物などが見られるほか、AIアバターによる無人案内も完備され、新しいアート体験を提供します。
Mujimoの作品には、世界各地の自然から着想を得た作品が並び、雲肌麻紙や岩絵具、コーヒーなど、全て天然素材を使用。サステナブルなアートを楽しむことができます。
旅の合間にお越しください
羽田空港は“世界の玄関口”とも呼ばれ、多くの人々が行き交います。この個展は、旅の途中に立ち寄ることのできる特別な場所に展開され、アートとテクノロジーが交差する新たな体験を提供します。
Mujimoの公式サイトやSNSも是非チェックして、最新情報を得てください。渦巻くアートの世界に触れに、羽田空港での特別なひとときをお楽しみいただきたいと思います。