南部鉄器展のご紹介
2026年1月10日から31日まで、岩手県盛岡市の
もりおか歴史文化館にて特別展「南部鉄器展 -暮らしの中の鉄器たち-」が開催されます。この展覧会では、岩手県を代表する工芸品である南部鉄器の魅力を余すところなく紹介します。南部鉄器は盛岡市や奥州市で作られる鉄器の総称ですが、それぞれの地域が持つ歴史や特長が色濃く反映されています。
南部鉄器の歴史
南部鉄器の起源は江戸時代まで遡ります。当時、盛岡藩では藩主南部家の後押しを受け、鉄器の製造が盛んになりました。地元で採れる鉄や砂、木炭は優れた鉄器を生み出すための資源として重宝され、数多くの職人たちが技術を磨き合いながら作品を生み出しました。藩内で製造された茶釜や鉄瓶は、幕府や他の大名たちに贈り物として重宝されていたと言われています。
時が経つにつれ、藩の支援が無くなる時代が訪れた職人たちにとって、大きな試練の時が来ました。しかし、明治から平成、さらには令和の時代を経ても、彼らの技術は確かに脈々と受け継がれており、今も現役の職人たちが南部鉄器の制作に践み続けています。
特別展の見どころ
本展では、2025年度までに制作された現役南部鉄器職人たちの作品を中心に展示されます。飾られる鉄器は、ただの道具ではなく、暮らしに寄り添ったデザインと機能性を備えたアート作品なのです。職人たちが日々の生活や美意識からインスパイアされた成果を楽しむことで、見学者はその隠された思いや背景を感じることができるでしょう。展示室に身を置くことで、鉄器のもつ温もりや独自の魅力を存分に体感することができます。
展示は全て無料で、開催時間は午前9時から午後6時(入場は午後5時半まで)です。皆様のご来場を心よりお待ちしています。
イベントも盛りだくさん
さらに、関連企画として南部鉄瓶を使用したお湯試飲会も実施されます。試飲会では南部鉄瓶で沸かしたお湯を無料で楽しむことができます。日時は1月11日、1月17日、1月24日の日曜日に設けられ、参加は先着順です。また、展示作品を手掛けた現役の職人との話し合いを通じて、彼らの視点や技術に直接触れられるギャラリートークも開催予定です。
詳細情報
特別展の開催期間は1月10日(土)から31日(土)までで、会場となるのは2階の企画展示室となります。入場料は無料で、申し込みや事前の予約は必要ありませんが、定員が設けられている場合がありますのでご注意ください。
お問い合わせ先
詳しくは、もりおか歴史文化館の公式ホームページを確認するか、直接電話(019-681-2100)でお問い合わせ ください。鉄器の歴史とともに進化を続ける南部鉄器の魅力を、ぜひこの機会に体験してください。