音を“見る”体験を提供する「ONTELOPE Glass」
株式会社朝日ラバー(埼玉県さいたま市)は、主力製品の「ASA COLOR LED®」が、音が視覚化される新しいメガネ「ONTELOPE Glass」に採用されたことを発表しました。この革新的なメガネは、音を視覚的に体感できるという特徴を持ち、2025年11月からはクラウドファンディングも開始されます。
ONTELOPE Glassの開発背景
「ONTELOPE Glass」は、2019年に始まった音や聴覚認知に関する研究の成果として生まれました。音やその他の感覚を、視覚に変換するという独自のアプローチを用いており、人々の間で音を“見る”という全く新しい体験を促進します。この新技術は、聴覚に障害のある方々にも役立つ可能性を秘めており、彼らが周囲の音や音楽を視覚的に認識できるよう支援します。
「ONTELOPE Glass」の機能
このメガネには、虹色に光るLEDがフレームの内側に配置されており、周囲の音を感じ取る超小型マイクが搭載されています。マイクが捉えた音は、光の色合いや明暗、さらにはグラデーションで可視化される仕組みです。このデザインにより、日常の音や音楽を新しい感覚で体感することが可能になります。
ASA COLOR LED®とのコラボレーション
「ASA COLOR LED®」は、青色のLEDに蛍光体を組み合わせ、様々な色調を創出する技術です。この技術を用いて、「ONTELOPE Glass」には44個の小型LEDが搭載されており、様々な色合いを表現します。また、自動車の内装照明用に開発した知見が活かされており、高い色彩表現力を実現しています。
「ONTELOPE Glass」を体験できるイベント
「ONTELOPE Glass」の体験イベントがいくつか開催される予定です。以下の場所で音を視覚化する体験が可能です:
- - 渋谷 蔦屋書店(11月1日~11月14日)
- - 国立オリンピック記念青少年総合センター(デフリンピック2025みるTech、11月14日~11月26日)
- - 代官山 蔦屋書店(12月1日~12月14日)
朝日ラバーも、11月19日から21日にかけて、東京ビッグサイト南ホールのアカリ・イマージュに出展し、「ONTELOPE Glass」の展示を行います。
ONTELOPEのミッション
ONTELOPEの企業理念は「人間拡張で、すべての人に新しい可能性を。」です。音を視覚情報として表現する技術を確立し、聴覚に障害がある方も含め、より多くの人々に便利なプロダクトと文化を提供することを目指しています。
これからの生活を、音と光の新しい関係で満たす「ONTELOPE Glass」に期待が寄せられています。このメガネが持つ可能性は、未来のコミュニケーションの形を変えるかもしれません。
詳しい情報はONTELOPEの公式サイトや、GREEN FUNDINGのページで確認できます。
ONTELOPE公式サイト
GREEN FUNDING