新サービス『CrossLog Report』のリリース背景
クロスログ株式会社が新たに提供する『CrossLog Report(クロスログ レポート)』は、訪問診療の経営管理に特化したツールです。このサービスは、重要なデータを整理し視覚化することで、経営分析や営業施策の向上を図ることを目的としています。これまで、同社が展開してきた訪問診療のスケジュールとルート管理に特化したサービス『CrossLog』が、多くの医療機関に支持されたことを受けて、さらに業務のデジタル化を進める必要性が浮き彫りになりました。患者数の増加や営業活動の負担を軽減するために、『CrossLog Report』の開発が実現したのです。
CrossLog Reportの主な機能
『CrossLog Report』は、訪問診療スケジュール管理サービス『CrossLog』とデータを連携させ、多様な数値を自動でレポート化します。これにより、在宅クリニック運営に必要な分析や対策の手間を削減することが可能となります。主な機能は次の通りです。
1.
データ分析
訪問予定や患者の種別ごとにデータを自動的に集計し、リアルタイムでグラフ化します。これにより、新規患者数や看取り件数などの重要指標を一目で把握できるようになります。
2.
紹介元管理
各患者の紹介元情報を記録し、紹介元の変動をレポートとして確認できます。これにより、早期に対策を講じることができます。
3.
営業管理
クリニック周辺の事業所マップを自動生成し、営業先を可視化します。営業メモを記録しながらスムーズな挨拶回りを実現します。
SCUELデータベースの活用
この新サービスの特長は、医療・介護分野に特化したSCUEL(スクエル)データベースを活用することです。このデータベースにより地域医療の実態を詳細に把握し、地域分析やレポート作成を精緻化することが可能となります。具体的には、地域の医療環境の把握や、サービス改善に向けたデータ分析などが行えます。
開発支援事業について
『CrossLog Report』の開発は、福岡県産業・科学技術振興財団が実施している支援事業を活用しています。この支援事業により、最新のデジタル技術を駆使した医療サービスの向上が目指されています。
医療機関からのフィードバック
β版を利用した医療機関から軒並み好評が寄せられています。特に、ソラーレクリニック太子の院長である八十川直哉先生は、「ダッシュボード機能により、従来Excelで行っていた分析作業が大幅に効率化され、視覚的にデータを把握できる」と述べています。また、医療法人忠恕の院長である笹岡大史先生は、「KPI管理における優れた経営支援が行える点が大きな強み」と評価しています。
新サービスリリース記念セミナーの開催
CrossLog Reportのリリースを記念し、データを活用した集患・経営戦略に関するセミナーを開催します。開催日は2024年10月16日で、オンライン参加が可能です。医療に関わるすべての方々にとって、有意義な内容となることが期待されます。
まとめ
訪問診療の現場に革命をもたらす『CrossLog Report』は、医療機関の業務の効率化を進め、在宅医療の質の向上を目指しています。今後の展開に注目が集まります。