農業用ドローン新展開
2025-08-28 16:24:35

テラドローンがヤンマーディーゼルインドネシアと提携し農業用ドローン市場へ進出

テラドローンとヤンマーディーゼルインドネシアの提携



テラドローン株式会社(東京都渋谷区)は、ヤンマーホールディングスのグループ会社、PT. Yanmar Diesel Indonesiaと自社開発の農業用ドローンに関する販売パートナー契約を締結しました。テラドローンは、現地代理店として、テラドローン・インドネシアを通じてインドネシア政府および農業従事者にドローンを提供します。ヤンマーは日本国内だけでなく、インドネシアにおいても展開を進める農機メーカーで、広範な顧客ネットワークを有しており、この提携によりより多くの顧客にドローンソリューションを提供することが可能となります。

インドネシアの農業環境



インドネシアでは、全人口の約3割が農業に従事し、GDPの1割以上をこの分野が占める重要な基幹産業となっています。しかし、広大な農地には害虫被害や人手不足といった課題があり、効率的な作業が求められています。テラドローンは、農業におけるこれらの課題を解決するため、ドローンを活用した事業を展開しています。

テラドローンの取り組み



テラドローンは、インドネシアにおいてパーム油生産での農薬散布事業を展開しており、スポット散布技術を用いることで、特定エリアへの的確な散布を実現しています。この技術により、農薬のムラや過剰散布を抑え、効率的な使用が可能となり、収穫量の向上も期待できます。また、労働力不足を背景に、ドローンの活用によって広範囲を効率よくカバーできるため、農業生産の持続可能性にも寄与しています。

新たな契約内容



今回の契約を通じて、テラドローンは、農業用ドローン「G20」および「E16」を扱います。G20は液体と粒状の農薬が散布可能で、一回のフライトで最大20kgの積載ができるため、水田での使用が期待されます。一方で、E16は持ち運びやすく、小規模農家に適した機体です。両機体は自動航行、障害物回避などの先進機能を備え、不規則な地形にも対応可能です。

今後の展望



インドネシア政府は全国の農家へのドローン導入を推進しており、今後のニーズ拡大が期待されます。テラドローンは、ヤンマーグループとの協業を通じ、新たな技術を農業に取り入れることで、持続可能な農業の実現を目指します。また、インドネシアの大学とも連携し、さらなる技術開発を進める方針です。

この提携により、テラドローンはインドネシアの農業におけるリーダーシップを強化し、地域の農業従事者にとって明るい未来を切り開くための支援を行っていくことでしょう。


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会社情報

会社名
Terra Drone株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル
電話番号
03-6419-7193

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