エディテージとEurekAlert!の提携がもたらす科学コミュニケーションの革新
2023年8月20日、東京での発表により、エディテージはアメリカ科学振興協会(AAAS)が運営する科学ニュースリリース配信プラットフォームであるEurekAlert!との戦略的パートナーシップを締結したことを明らかにしました。この提携により、エディテージは日本において唯一のEurekAlert!公認代理店となるとともに、国内の研究機関が世界の研究者やメディア、一般の読者に向けてその研究成果を効果的に発信するための強力な支援を行います。
科学コミュニケーションの重要性
科学コミュニケーションは、研究の実用化やインパクトの創出、さらには研究成果の社会的意義を伝えるために非常に重要な要素です。効果的な広報活動は、研究成果の可視性を高め、被引用数の増加や大学のグローバルランキングの改善に寄与します。この新たなパートナーシップを通じて、エディテージは日本の一部の研究機関が直面している広報に関するリソース不足を解消する手助けをすることが期待されています。
Eディテージの役割
エディテージは、国際的な研究広報サービスを提供する一環として、大学や研究機関、学術出版社の広報担当者に代わって、リモートPR担当としてEurekAlert!へのプレスリリースの投稿を行います。この取り組みによって、研究機関は広報活動の負担を軽減しつつ、EurekAlert!の強力なプラットフォームを活用して世界に向けたプレスリリースを発信できるようになります。
さらに、エディテージはインフォグラフィックや動画サマリーといったビジュアルコンテンツの制作サービスも提供し、海外のターゲット層への効果的な情報発信をサポートします。
コメントから感じる期待
カクタス・コミュニケーションズの日本法人代表取締役である湯浅誠氏は、「科学の進化が急速に進む中で、効果的なコミュニケーションが研究そのものと同じくらい重要になっています。このパートナーシップにより、日本及び世界中の研究機関に対し、他に類を見ないサービスが提供できることを確信しています」と話しています。
EurekAlert!の編集コンテンツ戦略ディレクター、Brian Lin氏も「この提携によって、私たちのEurekAlert!プラットフォームへのアクセスが広がり、より多くの人々がグローバルな科学コミュニケーションに参加できるようになることを期待しています。このパートナーシップは、科学的なコラボレーションと進歩を促進する良い機会です」と述べています。
各機関にとっての利点
この提携に伴い、以下のような具体的なメリットが各機関に提供される予定です。
1.
大学: リモートPR担当として国際的な露出を拡大し、世界的な評価やランキングの向上に貢献します。
2.
研究機関: 研究成果を世界中に可視化する手助けをします。
3.
学術出版社: グローバルなリーチの拡大とプロモーションの効率化が期待されます。
未来を見据えて
エディテージとEurekAlert!の豊富な経験と専門知識を融合させることで、このパートナーシップは日本の科学研究から国際舞台までも影響を与える力となるでしょう。これからの科学コミュニケーションの進化に期待が高まります。
【サービス利用に関するお問合せ先】
カクタス・コミュニケーションズ株式会社 法人窓口(平日10:00-18:00)
担当: 小倉久史
メール:
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会社概要
カクタス・コミュニケーションズは、2002年設立の科学コミュニケーションおよびテクノロジー企業で、グローバルな研究者向けソリューションを提供しています。主力ブランドのエディテージを通じて、多様な研究者向けのAI製品やソリューションを展開し、国際化支援にも取り組んでいます。オフィスは東京、プリンストン、ロンドン、シンガポールなど世界各地に展開しており、3,000人以上の専門家が所属しています。日本のアカデミアにおいて重要な役割を果たしている企業です。