退職代行トラブル急増
2025-03-25 10:54:12

退職代行業界のトラブル急増、業界最大手が相談窓口開設

退職代行トラブル急増の現実


退職代行サービスが普及する一方で、最近ではトラブルが続出しています。東京都新宿区に拠点を置く「退職代行ガーディアン」を運営する東京労働経済組合は、こうした状況を受けて業界の健全化に向けた相談窓口を開設しました。

増加する違法業者の問題


インターネットやSNSを通じて依頼した退職代行サービスに満足できなかったという声が続出しています。「退職が成立しない」「追加費用の要求」「企業から無視される」といった事例が多数報告されています。これには、違法に運営されている業者が深く関与していると言われています。

退職代行が本来の目的である「安心して新たなスタートを切る手助け」を果たすためには、業界の健全な成長が不可欠です。退職代行ガーディアンは、正しい情報を発信し、利用者が安全に退職できる環境を作る努力をしています。

非弁行為と業者の現状


退職代行業界は比較的新しいもので、実務に精通した専門家が少人数です。そのため、無資格の業者が法の隙間を付いて参入し、利用者を誤解させる事例が散見されます。特に、弁護士法に反した「非弁行為」を行う業者が多数存在し、「意思を伝えるだけでも問題ない」と誤解されがちです。

しかし、実際には退職手続きには7〜8割において法律に基づく交渉が必要であり、単なる「意思伝達」だけで済むものではありません。これらの点から、退職代行ガーディアンは違法業者の危険性を啓蒙し、安全なサービスを提供することに力を入れています。

違法業者の主なタイプ


違法業者は主に3つのスキームに分類されます。
1. 原初の非弁スキーム:弁護士監修を謳いながら、無資格業者が代理交渉を行う。
2. あっせんスキーム:無資格業者が弁護士や労働組合の名を利用し実態として代理交渉を行う。
3. 偽装労働組合スキーム:労働組合に見せかけた民間企業が運営。

これらのスキームによって、依頼者はトラブルや追加費用の請求といったリスクに直面する可能性があります。特に、法律的に無効だった場合、自ら退職手続きを進めなければならなくなる恐れがあります。

違法業者を見極めるために


違法業者を利用しないためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。まず、支払い先が弁護士や労働組合の名義であるか確認することです。また、口コミや知名度だけでなく、運営実態を慎重に見極める姿勢が求められます。

労働市場の未来と退職代行の役割


終身雇用が常識だった日本も、転職が一般化し、退職の在り方を見直す時代が来ています。円滑な退職を促進することで、労働者の流動性が高まり、企業と労働者双方にとって良い結果が期待できます。退職代行サービスの適切な機能が健全な労働環境の形成に寄与することは、今や極めて重要な課題です。

相談窓口の設置


退職代行ガーディアンは、違法業者に騙された結果、退職が成立しない、追加費用を求められた、企業に無視されるなどの問題に直面している方々のために相談窓口を開設しました。具体的な解決策の提案も行っており、専門スタッフが詳しいアドバイスを提供します。退職代行を依頼したいけれど、違法業者なのか不安な方も気軽にご相談ください。

退職代行サービスが本来の役割を果たすことができる社会を目指して、私たちは引き続き取り組んでいきます。


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会社情報

会社名
東京労働経済組合
住所
東京都新宿区四谷1-15アーバンビルサカス8 B棟1階3号室
電話番号
03-6457-4940

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