国内初のSGP.32準拠eSIM技術を提供する「LibeSIM」
コモン・クリエーション株式会社が、2026年3月2日から正式に「LibeSIM」のサービスを開始します。この新たなeSIM Tech Partnerでは、SGP.32準拠のeIM(eSIM IoT Remote Manager)が今後のIoTデバイスの運用に欠かせない存在になることが期待されています。
背景とニーズの高まり
最近のIoTデバイスの急増により、物理SIMカードの配布や管理に関するコストおよび時間が、多くの通信事業者やSIerにとって大きな課題となっています。その解決策として、GSMAが定めたeSIMの規格「SGP.32」が注目されています。これにより、特に2026年はeSIMやSGP.32の普及に向けた重要な年になるでしょう。
国内でもローカル5Gの普及に伴い、eSIMの需要が増す中で、eIMを活用したIoTデバイスの効率的な管理方法が求められています。しかし、これまで国内でeSIMの発行からリモート管理までを単独で扱える事業者は多くなく、導入には複数のベンダーを組み合わせる必要がありました。
そこで、LibeSIMは「発行 × 回線 × 管理 × 開発」をワンストップで提供し、PoCから商用展開までの技術支援が可能な事業者としての役割を果たします。
先行リリースの成果
2025年12月に行われた「ローカル5Gサミット2025」ではLibeSIMの先行リリースが行われ、参加した通信事業者やSIer、端末ベンダーからは多くの問い合わせが寄せられました。これからは先行リリース時に得たフィードバックを元に、管理ダッシュボードやAPIの機能をさらに拡充し、eIMの接続検証範囲を広げていく予定です。
サービスの詳細
LibeSIMでは以下の4つの主要サービスを提供します。これにより、顧客のeSIM導入における主要な課題を解決します。
1.
eIM(IoTリモート管理)
国内初のSGP.32準拠eIMを提供し、IoTデバイスのeSIMプロファイルを遠隔から一括管理します。物理的なアクセスなしでプロファイルのインストールや切り替えを可能にします。
2.
eSIM発行プラットフォーム(SM-DP+)
クラウドプラットフォームを利用したオンデマンドのeSIMプロファイル発行を行い、大幅なコスト削減が実現できます。QRコードやAPIを用いた柔軟な配布方式を提供します。
3.
MVNO回線 × SIMアプレット
自社のMVNO回線とSIMアプレットを一体化し、別ベンダーとの連携なしで様々な付加価値機能を実現します。既存のデバイスを改修せずに新たなサービス展開も可能です。
4.
R&D・技術支援
共に進化するeSIMの技術面でのサポートを行います。必要に応じて特注のソリューションを提供し、システム設計と通信技術の専門知見を活かします。
LibeSIMの利点
フルスタックの提供: 発行から管理までを一貫して提供し、複数のベンダー間の分担を明確化。
圧倒的コスト優位性: エコシステム内製化により、製品コストを最大約1/10に削減。
即日発行および小ロット対応: 過去の手間を省き、最短1週間でのeSIM発行を実現。
PoCから商用展開までの支援: 検証段階をサポートし、商用化へスムーズに移行。
展望と今後の取り組み
LibeSIMは、通信事業者やIoTデバイスメーカーに向け、国内のeSIMエコシステムの拡大を目指します。具体的にはパートナープログラムの整備やユースケースの拡大、IINの活用による自社発行体制の強化などを行う予定です。
このようにLibeSIMは国内初のSGP.32準拠のeIMを携え、新たなIoT時代に向けての重要なサービスとして世に送り出されました。今後、さらなる技術革新と事業の進展が期待されます。