賃貸マンションでの物流革命、スマート置き配が全棟導入
東京都渋谷区に本社を構えるコンフォリア・レジデンシャル投資法人と、東京都文京区の株式会社ライナフが手を組み、賃貸マンションシリーズ「コンフォリア」において、新サービス「スマート置き配」の全棟導入を決定しました。この取り組みは、首都圏および大阪府の174棟に及び、すでに38棟では導入が完了しており、2026年3月までに全棟への導入を目指しています。
スマート置き配とは?
「スマート置き配」とは、デジタルキーを用いて入館権限を持った配達員が共用エントランスを解錠し、各住戸の玄関前に荷物を配達する新しいシステムです。このシステムでは、再配達の必要が減少し、居住者はより快適に荷物を受け取ることができるようになります。さらに、宅配に伴うトラブルも軽減され、管理業務が効率化されるというメリットもあります。
この仕組みは、物流の変革に向けた重要なステップであり、特に近年の新型コロナウイルスの影響で非対面のニーズが高まったことを受けて、必要とされる機能の一つです。これにより、住まいの価値が向上し、居住者の日常生活がより豊かになることを目指しています。
住まいの未来を見据えた取り組み
コンフォリア・レジデンシャル投資法人は、「くらしと環境を、一歩先へ。」という理念のもと、新たな機能や価値を提供することを目指しています。昨今、再配達の増加やデリバリーの利便性向上の要望が高まっている中、スマート置き配の導入は時代のニーズに応えるものといえるでしょう。
この導入プロジェクトを通じて、快適で持続可能な都市生活を実現するための一助となることを目指しています。
スマートロック技術の導入
「スマート置き配」システムは、株式会社ライナフが開発したスマートロック「NinjaEntrance」を活用しています。この技術によって、オートロック付きマンションの共用エントランスの鍵がデジタル化され、特定の配達員が鍵を解錠できるようになります。これにより、居住者が事前に指定した場所へ荷物を直接配達することが可能になります。安全性を考慮し、解錠履歴も記録されるため、セキュリティ面でも安心して利用できるシステムです。
もちろん、マンション管理会社やオーナーの費用負担もなく、スムーズな導入が可能です。
企業概要
設立: 2010年6月
本社: 東京都渋谷区道玄坂一丁目21番1号
事業内容: 住宅を主な投資対象とした不動産への投資・運用
設立: 2014年11月
本社: 東京都文京区湯島1-6-3
事業内容: スマートロックの製造・販売及び不動産管理ソリューションの開発・運営
このように、「スマート置き配」の全棟導入は、賃貸マンションの新しい可能性を切り開く重要なステップとなっています。居住者にとっても管理者にとっても、快適で安全な生活をサポートするシステムが導入されることで、今後の生活がさらに充実したものになることが期待されます。