次世代金融の主役を目指す
2024年度に実施される「近未来金融システム創造プログラム」の総括討議が、2月12日(水)に東京大学伊藤国際学術研究センターで行われる。このプログラムは、Finatextホールディングスが2017年から毎年続けている教育プログラムで、金融とテクノロジーの融合を深めることを目的としている。
プログラムの背景と目的
Finatextホールディングスは、「金融を“サービス”として再発明する」とのミッションのもと、次世代の金融インフラを構築し、組込型金融の実現を目指すフィンテック企業である。これまで日本には、融資や保険、送金、資産運用といった金融に関連する高度な知識を学ぶ場が見受けられなかったため、本プログラムが始まった。
本プログラムでは、受講生が実体経済と金融の関係、資本主義における金融の役割、そして金融と技術の融合を学ぶ。特に、未来の金融システムの構築にあたって各受講生が果たすべき役割を考える機会を与えることが重視されている。講師陣には、各分野の第一線で活躍する日本の研究者や実務家が名を連ねており、講義を通して受講生は新しい視点を得ている。
最終講義の内容
2024年度のプログラムにおいて、今回の総括討議は特に重要な位置を占めている。受講生たちは、これまでの講義で得た知識をもとに、「近未来の金融経済を創造するために必要なこと」をテーマにテクノロジーの活用や規制改革の提案を行い、その後、金融およびテクノロジー分野での先駆者たちとのディスカッションが行われる。議題には日本が直面するデジタル化の潮流とそれに伴う金融の変化が含まれ、政策とビジネスの双方の観点から意見が交わされる。
この講義は、金融の未来を考える絶好の機会であり、来年度の受講希望者にとっては貴重な情報源となるため、参加を推奨している。
日時と参加方法
「総括討議」は以下の内容で行われる予定だ。
- - 日時: 2025年2月12日(水)18:30〜20:00
- - 場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホール
- - 講師: モデレーター: 赤井厚雄(ナウキャスト取締役会長)、パネリストには和泉潔(東京大学教授)、越智隆雄(元金融担当副大臣)などが参加。
申し込み方法
参加希望の方は、指定の申込フォームを通じて登録を行う必要がある。申し込み締切は2024年2月9日(日)23:59であり、受講希望者には特にお勧めのイベントとなっている。各領域の専門家たちとの意見交換は、参加者にとってもその後のキャリアにとっても非常に価値のある経験となるだろう。
まとめ
『近未来金融システム創造プログラム』は、金融に関心を持つすべての人々に新たな視点を提供している。テクノロジーが進化を続ける中で、金融サービスのあり方も変化を余儀なくされる。今後の金融システムをどう構築していくのか、今日の議論がその指針となることを期待したい。